一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

そんなこと言ってない

2019-06-04 00:24:40 | プライベート
数年前、私が当ブログに「大野教室」の模様、すなわち各人の会話を書いた時、「そんなこと言ってない」と言った棋客がいたらしい。
私は教室に将棋を指しに行っているので、棋客の会話を正確に憶えていない。よってブログに書く会話は、脚色が入っている。だが私に文句を言った棋客は几帳面な性格だったこともあり、私のいい加減さが許せなかったのだと思う。
私は新橋の解説会などに行って、当ブログに鈴木大介九段や藤森哲也五段らの解説を記している。があれも録音しているわけではないので、「てにをは」はいい加減である。
私は解説中に発せられた「単語」をメモし、帰宅して文章に起こすわけだが、あくまでも、その棋士らしい言葉に変換しているのだ。
ただしヒトの言葉はいい加減なところもあって、発したそれを一字一句正確に起こすと、文脈が合わないこともある。
昨年9月、LPSA主催の「渡部愛女流王位誕生記念パーティー」が銀座7丁目であった。その時私は、渡部女流王位の謝辞を録音し、一字一句違わず、当ブログに掲載した。しかしそれは文脈が正確ではなく、意味不明なところもあった。
そこで文意を損ねない程度にリライトすると、何と約3割が削除できてしまった。
ヒトの言葉の内容とは、その程度のものである。
季刊「将棋ペン倶楽部」では、毎年春に新春座談会、秋に「将棋ペンクラブ大賞」の選考経過を載せている。あのテープ起こしは、会員のある幹事が行なっている。
以前その幹事にその苦労話を聞いたことがあるのだが、ふつうに起こすと前後の文脈が合わなかったり、文意がまったく逆になったりすることまであったりするので、かなり神経を遣う、と吐露してくれた。
その将棋ペンクラブ大賞の最終選考会は来月行われるはずである。そしてテープ起こしも、例年通りその幹事が行なうと思われる。
秋号で選考会の模様を会員が目にする時、その幹事の苦労も想像すれば、より一層、味わい深く読めると思う。

冒頭の話に戻るが、私は当ブログに対しての読者の意見は重く見るので、私はそれから、彼の発言は載せないようにした。
コメント
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