東京は緊急事態宣言が解除になり他県との行き来が容認され、将棋の公式戦も、名人戦や叡王戦七番勝負などが開催できる運びとなった。
6月は、いままで対局できなかったぶんを詰め込んだから、重要対局が目白押しである。
ちょっと、一覧にしてみよう。
2日 第91期棋聖戦決勝トーナメント準決勝 永瀬拓矢二冠VS山崎隆之八段 佐藤天彦九段VS藤井聡太七段
3日 第13期マイナビ女子オープン第5局 西山朋佳女王VS加藤桃子女流三段(東京・将棋会館)
4日 第91期棋聖戦挑戦者決定戦
5日 第31期女流王位戦第1局 里見香奈女流王位VS加藤桃子女流三段(東京・将棋会館)
8日 第91期棋聖戦第1局 渡辺明棋聖(東京・将棋会館)
9日 第31期女流王位戦第2局 里見香奈女流王位VS加藤桃子女流三段(関西将棋会館)
10日・11日 第78期名人戦第1局 豊島将之名人VS渡辺明三冠(三重県)
13日 第61期王位戦挑戦者決定リーグ5回戦 <白組>羽生善治九段VS菅井竜也八段 稲葉陽八段VS上村亘五段 阿部健治郎七段VS藤井聡太七段 <紅組>豊島将之竜王・名人VS佐々木大地五段 永瀬拓矢二冠VS本田奎五段 鈴木大介九段VS佐藤秀司七段
17日 第31期女流王位戦第3局 里見香奈女流王位VS加藤桃子女流三段(関西将棋会館)
18日・19日 第78期名人戦第2局 豊島将之名人VS渡辺明三冠(山形県)
21日 第5期叡王戦第1局 永瀬拓矢叡王VS豊島将之竜王・名人
23日 第61期王位戦挑戦者決定戦
24日 第31期女流王位戦第4局 里見香奈女流王位VS加藤桃子女流三段(東京・将棋会館)
25日・26日 第78期名人戦第3局 豊島将之名人VS渡辺明三冠(東京・将棋会館)
28日 第91期棋聖戦第2局 渡辺明棋聖(東京・将棋会館)
28日 第31期女流王位戦第5局 里見香奈女流王位VS加藤桃子女流三段(東京・将棋会館)
ひと月にタイトル戦10局以上は史上初であろう。
まず、名人戦は将棋会館での1日制もあると思っていたから、地方での2日制対局には感心した。さすがに歴史ある「名人戦」である。
あとは、タイトル戦掛持ちの豊島竜王・名人、渡辺三冠は大変である。
棋聖戦は、決勝トーナメントの準決勝と決勝が駆け足になったが、五番勝負第1局の対局日は遅らせなかったようである。よって、藤井七段が挑戦者になると、タイトル戦登場の最年少記録になるらしい。
ただ、それをスンナリ実現させては、ほかの棋士の面目も潰れる。当然阻止しなければならない。
仮に永瀬二冠が挑戦者になると、豊島竜王・名人、渡辺三冠と三つ巴でタイトルを争うことになり、何がなんだか分からなくなる。
女流タイトル戦を見れば加藤女流三段が連戦だが、3日のマイナビ最終局が重要だ。これに勝てば2日後の女流王位戦に気分よく臨めるが、負けると疲労感が倍になり、女流王位奪取に赤信号が灯る。
以上、この対局スケジュールを見て思うのは、よく勝つ棋士は限られているということだ。そしてよく勝つから、また対局がつく。
ただ、いまのご時世、将棋が指せることは幸せなのではあるまいか。対局の棋士は大変だと思うが、名局、熱局が続出しそうな気がする。
6月は、いままで対局できなかったぶんを詰め込んだから、重要対局が目白押しである。
ちょっと、一覧にしてみよう。
2日 第91期棋聖戦決勝トーナメント準決勝 永瀬拓矢二冠VS山崎隆之八段 佐藤天彦九段VS藤井聡太七段
3日 第13期マイナビ女子オープン第5局 西山朋佳女王VS加藤桃子女流三段(東京・将棋会館)
4日 第91期棋聖戦挑戦者決定戦
5日 第31期女流王位戦第1局 里見香奈女流王位VS加藤桃子女流三段(東京・将棋会館)
8日 第91期棋聖戦第1局 渡辺明棋聖(東京・将棋会館)
9日 第31期女流王位戦第2局 里見香奈女流王位VS加藤桃子女流三段(関西将棋会館)
10日・11日 第78期名人戦第1局 豊島将之名人VS渡辺明三冠(三重県)
13日 第61期王位戦挑戦者決定リーグ5回戦 <白組>羽生善治九段VS菅井竜也八段 稲葉陽八段VS上村亘五段 阿部健治郎七段VS藤井聡太七段 <紅組>豊島将之竜王・名人VS佐々木大地五段 永瀬拓矢二冠VS本田奎五段 鈴木大介九段VS佐藤秀司七段
17日 第31期女流王位戦第3局 里見香奈女流王位VS加藤桃子女流三段(関西将棋会館)
18日・19日 第78期名人戦第2局 豊島将之名人VS渡辺明三冠(山形県)
21日 第5期叡王戦第1局 永瀬拓矢叡王VS豊島将之竜王・名人
23日 第61期王位戦挑戦者決定戦
24日 第31期女流王位戦第4局 里見香奈女流王位VS加藤桃子女流三段(東京・将棋会館)
25日・26日 第78期名人戦第3局 豊島将之名人VS渡辺明三冠(東京・将棋会館)
28日 第91期棋聖戦第2局 渡辺明棋聖(東京・将棋会館)
28日 第31期女流王位戦第5局 里見香奈女流王位VS加藤桃子女流三段(東京・将棋会館)
ひと月にタイトル戦10局以上は史上初であろう。
まず、名人戦は将棋会館での1日制もあると思っていたから、地方での2日制対局には感心した。さすがに歴史ある「名人戦」である。
あとは、タイトル戦掛持ちの豊島竜王・名人、渡辺三冠は大変である。
棋聖戦は、決勝トーナメントの準決勝と決勝が駆け足になったが、五番勝負第1局の対局日は遅らせなかったようである。よって、藤井七段が挑戦者になると、タイトル戦登場の最年少記録になるらしい。
ただ、それをスンナリ実現させては、ほかの棋士の面目も潰れる。当然阻止しなければならない。
仮に永瀬二冠が挑戦者になると、豊島竜王・名人、渡辺三冠と三つ巴でタイトルを争うことになり、何がなんだか分からなくなる。
女流タイトル戦を見れば加藤女流三段が連戦だが、3日のマイナビ最終局が重要だ。これに勝てば2日後の女流王位戦に気分よく臨めるが、負けると疲労感が倍になり、女流王位奪取に赤信号が灯る。
以上、この対局スケジュールを見て思うのは、よく勝つ棋士は限られているということだ。そしてよく勝つから、また対局がつく。
ただ、いまのご時世、将棋が指せることは幸せなのではあるまいか。対局の棋士は大変だと思うが、名局、熱局が続出しそうな気がする。