第28期倉敷藤花戦挑戦者決定戦・中井広恵女流六段VS石本さくら女流初段戦は1日に行われ、中井女流六段が勝ち、里見香奈倉敷藤花への挑戦を決めた。
中井女流六段は現在51歳3ヶ月。女流棋士で年齢のことを書くのはアレだが、それまで女流タイトル戦登場の最高齢記録は清水市代女流七段の49歳9ヶ月で、今回はそれを塗り替えた。
倉敷藤花戦はシードのない一発勝負。よって番狂わせも生じ、6年前には山田久美女流四段と貞升南女流初段との挑戦者決定戦になったこともあった。
今期のトーナメント戦を振り返ると例年以上に波乱続きで、挑戦者候補と目された加藤桃子女流三段と伊藤沙恵女流三段が、初戦で姿を消した。倉敷藤花戦は奨励会員の出場がないので、西山朋佳奨励会三段も出場しない。これで挑戦者争いが混沌としたのである。
中井女流六段の相手も、初戦こそ長沢千和子女流四段だったが、その後はすべて女流初段以下だった。ただ女流初段でも若手は段位以上の実力があるから、そこを中井女流六段が勝ち抜いたのは、やはり立派だった。
中井女流六段のタイトル戦登場は、2007年の女流名人戦以来、13年振り。この時は矢内理絵子女流名人との五番勝負だったが、2勝3敗で惜敗した。当時は女流棋士会の分裂騒ぎがあり、LPSAが無事に船出できるか、という大変なときだった。もし中井女流六段が勝ちLPSAにタイトルを持ってきていたら、もう少し違った雰囲気になったと思う。
倉敷藤花戦三番勝負では2004年以来、16年振りの登場となる。2012年にも挑戦者決定戦に進出したが、矢内女流四段に敗れた。当時私は悔しさのあまり、ブログで中井女流六段の指し手をこきおろし、後日当人からやんわりと?たしなめられたものである。
三番勝負開幕は、11月5日。女流タイトル戦の最高齢勝利は、上の山田女流四段の、47歳10ヶ月。また最高齢タイトル保持は、清水市代女流七段の41歳9ヶ月。中井女流六段には、どちらも更新してもらいたい。
……中井女流六段を称賛しているのに、年齢を強調した書き方になってしまった。
中井女流六段は現在51歳3ヶ月。女流棋士で年齢のことを書くのはアレだが、それまで女流タイトル戦登場の最高齢記録は清水市代女流七段の49歳9ヶ月で、今回はそれを塗り替えた。
倉敷藤花戦はシードのない一発勝負。よって番狂わせも生じ、6年前には山田久美女流四段と貞升南女流初段との挑戦者決定戦になったこともあった。
今期のトーナメント戦を振り返ると例年以上に波乱続きで、挑戦者候補と目された加藤桃子女流三段と伊藤沙恵女流三段が、初戦で姿を消した。倉敷藤花戦は奨励会員の出場がないので、西山朋佳奨励会三段も出場しない。これで挑戦者争いが混沌としたのである。
中井女流六段の相手も、初戦こそ長沢千和子女流四段だったが、その後はすべて女流初段以下だった。ただ女流初段でも若手は段位以上の実力があるから、そこを中井女流六段が勝ち抜いたのは、やはり立派だった。
中井女流六段のタイトル戦登場は、2007年の女流名人戦以来、13年振り。この時は矢内理絵子女流名人との五番勝負だったが、2勝3敗で惜敗した。当時は女流棋士会の分裂騒ぎがあり、LPSAが無事に船出できるか、という大変なときだった。もし中井女流六段が勝ちLPSAにタイトルを持ってきていたら、もう少し違った雰囲気になったと思う。
倉敷藤花戦三番勝負では2004年以来、16年振りの登場となる。2012年にも挑戦者決定戦に進出したが、矢内女流四段に敗れた。当時私は悔しさのあまり、ブログで中井女流六段の指し手をこきおろし、後日当人からやんわりと?たしなめられたものである。
三番勝負開幕は、11月5日。女流タイトル戦の最高齢勝利は、上の山田女流四段の、47歳10ヶ月。また最高齢タイトル保持は、清水市代女流七段の41歳9ヶ月。中井女流六段には、どちらも更新してもらいたい。
……中井女流六段を称賛しているのに、年齢を強調した書き方になってしまった。