一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

快癒を祈る

2021-11-09 01:25:54 | 将棋雑記
室谷由紀女流三段がこの5日に緊急入院し、手術をしたという。当人がインスタグラムで述懐した。
私もかつては室谷女流三段を「女流棋士ファンランキング」の1位に長いこと推していたから、もちろん心配した。でも幸い、手術は成功したようだ。とはいえ病理の発見が遅かったら命の危険があったそうで、けっこう際どかった。この点、室谷女流三段は実に幸運だった。
ただ手術前に室谷女流三段はいろいろ聞いて、記憶がなくなるくらいのショックを受けたらしい。これについては当人が病名を明かさないことから、一部のネットでは「女性特有の病気だったのではないか」との噂も出たが、この点はよく分からない。
もしそれが事実なら私は掛ける言葉が見つからないが、あぁもっとも室谷女流三段からしたら、50をとうに過ぎた怪しいオッサンから何を言われても、迷惑なだけであろう。ただまあ、命が助かっただけ、儲けものである。
今年の夏、私の知り合いが肺の病気で入院した。この人は何年も前から身体検査で悪い数値が出ていたのに、病院に行かなかった。自身も体調の悪さを自覚していたから、逆に病院に行くのが恐ろしくなっていたのである。その気持ち、私も似た覚えがあるから、よく分かる。
だが今回その人はついに病院に行き、前述の通り即入院となった。だがここだけの話、もう手遅れっぽい。恐らくあと1年、もたないと思う。
まあ、そんな人もいるわけだ。だから室谷女流三段は、命が助かったことを多としなければならない。
むろんこれからは、喪ったものを心に留めて生きていかなければならない。それはとてもつらいことだけど、耐えていくしかないのである。
だけど室谷女流三段にはまだ大きな武器がある。それは「若さ」だ。室谷女流三段はまだ28歳。この若さは、年寄りの金持ちが天文学的なおカネを積んでも、得ることはできないものだ。
28歳という年齢は、多少の制約はかかるかもしれないが、まだまだ何でもできる。ここが、人生もとうに折り返し点を過ぎて、夢も希望もない私との大きな違いだ。
室谷女流三段が何か凹むことがあったら、またSNSで何かつぶやけばよい。それだけで心の負担がだいぶ軽くなるはずである。
退院して復帰したら、またいい将棋を見せてください。
コメント (4)
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