先日、宮嶋健太四段が誕生した。今年10月1日から公式戦が指せるわけだが、1年間で何局が確約されているのだろうか。ちょっと調べてみた。
・竜王戦2局(読売新聞社)
・順位戦C級2組10局(毎日新聞社・朝日新聞社)
・王位戦(新聞三社連合)
・叡王戦(不二家)
・王座戦(日本経済新聞社)
・棋王戦(共同通信社)
・王将戦(毎日新聞社、スポニチ)
・棋聖戦(産経新聞社)
・朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社)
・銀河戦(囲碁・将棋チャンネル)
・NHK杯(NHK)
・新人王戦(しんぶん赤旗)
・加古川青流戦(加古川市、加古川ウェルネス協会)
以上、23局。これは最低局数なので、勝てば勝つほど対局数は増える。
では、いまから40年前の新人棋士は、何局が確約されていたのだろうか。
・昇降級リーグ4組(順位戦C級2組)10局(毎日新聞社)
・十段戦(読売新聞社)
・棋聖戦2局(サンケイ)
・王位戦(新聞三社連合)
・王座戦(日本経済新聞社)
・棋王戦(共同通信社)
・王将戦(毎日新聞社、スポニチ)
・全日本プロトーナメント(朝日新聞社)
・NHK杯(NHK)
・名将戦(週刊文春)
・日本将棋連盟杯争奪戦(新聞十社)
・早指し新鋭戦(テレビ東京)
・オールスター勝ち抜き戦(日刊ゲンダイ)
・新人王戦(しんぶん赤旗)
以上、こちらも23局。棋戦の数はこちらが1つ多かったが、最低局数は同じになった。
棋聖戦が2局とあるのは、当時は前後期制で、年に2回あったからである。だから現在は95期で、名人戦よりも期数は多い。
全日本プロトーナメントは、朝日杯将棋トーナメントの前身の前身。第1回の優勝賞金は600万円で、タイトル戦並みだった。
名将戦は、以前も記したが、週刊文春の主催。週刊誌の公式戦は極めて珍しかった。
日本将棋連盟杯は、名人が出場しなかった。後に天王戦に改称し、名人も出場できるようになった。そののち、棋王戦に合流した。
早指し新鋭戦は、これに優勝すると、早指し将棋選手権戦に出場できた。
オールスター勝ち抜き戦は、これも珍しい、夕刊紙の日刊ゲンダイ主催。勝てば果てしなく対局がついた。森安秀光九段は1981年の第4回で11連勝し、「ゲンダイに生きる男」と言われた。
以前、植山悦行七段が「むかしは棋戦が多くて、負けても負けても対局がついた」と自虐気味に話してくれたことがあった。たしかにこのあと、いくつかの棋戦が終了したが、新たに創設された棋戦も少なくない。やはり植山七段は、そこそこ勝っていたのだ。
宮嶋四段は、ルーキーイヤーに何局、対局数を伸ばすことができるだろうか。
・竜王戦2局(読売新聞社)
・順位戦C級2組10局(毎日新聞社・朝日新聞社)
・王位戦(新聞三社連合)
・叡王戦(不二家)
・王座戦(日本経済新聞社)
・棋王戦(共同通信社)
・王将戦(毎日新聞社、スポニチ)
・棋聖戦(産経新聞社)
・朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社)
・銀河戦(囲碁・将棋チャンネル)
・NHK杯(NHK)
・新人王戦(しんぶん赤旗)
・加古川青流戦(加古川市、加古川ウェルネス協会)
以上、23局。これは最低局数なので、勝てば勝つほど対局数は増える。
では、いまから40年前の新人棋士は、何局が確約されていたのだろうか。
・昇降級リーグ4組(順位戦C級2組)10局(毎日新聞社)
・十段戦(読売新聞社)
・棋聖戦2局(サンケイ)
・王位戦(新聞三社連合)
・王座戦(日本経済新聞社)
・棋王戦(共同通信社)
・王将戦(毎日新聞社、スポニチ)
・全日本プロトーナメント(朝日新聞社)
・NHK杯(NHK)
・名将戦(週刊文春)
・日本将棋連盟杯争奪戦(新聞十社)
・早指し新鋭戦(テレビ東京)
・オールスター勝ち抜き戦(日刊ゲンダイ)
・新人王戦(しんぶん赤旗)
以上、こちらも23局。棋戦の数はこちらが1つ多かったが、最低局数は同じになった。
棋聖戦が2局とあるのは、当時は前後期制で、年に2回あったからである。だから現在は95期で、名人戦よりも期数は多い。
全日本プロトーナメントは、朝日杯将棋トーナメントの前身の前身。第1回の優勝賞金は600万円で、タイトル戦並みだった。
名将戦は、以前も記したが、週刊文春の主催。週刊誌の公式戦は極めて珍しかった。
日本将棋連盟杯は、名人が出場しなかった。後に天王戦に改称し、名人も出場できるようになった。そののち、棋王戦に合流した。
早指し新鋭戦は、これに優勝すると、早指し将棋選手権戦に出場できた。
オールスター勝ち抜き戦は、これも珍しい、夕刊紙の日刊ゲンダイ主催。勝てば果てしなく対局がついた。森安秀光九段は1981年の第4回で11連勝し、「ゲンダイに生きる男」と言われた。
以前、植山悦行七段が「むかしは棋戦が多くて、負けても負けても対局がついた」と自虐気味に話してくれたことがあった。たしかにこのあと、いくつかの棋戦が終了したが、新たに創設された棋戦も少なくない。やはり植山七段は、そこそこ勝っていたのだ。
宮嶋四段は、ルーキーイヤーに何局、対局数を伸ばすことができるだろうか。