一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

ロクなもんじゃない

2023-08-01 13:15:08 | プライベート
いまさらながら、BIG MOTOR(以下、ビッグモーター)の件である。
健康なクルマに傷をつけ、修理費を水増し請求した件。実直がモットーの日本では、無縁の話と思っていた。
私が6年前によそ見運転で事故ったとき、相当な修理費を取られた。それが会社廃業の引き金にもなったわけだがそれはともかく、これにちょっとカネを付け足せば、新車が買えるような修理費だった。
また、後年ある棋士が自動車のバンパーに傷をつけたとき、相当な修理費を取られたという。
このどちらも水増し請求されたとは言わないが、私たちは修理にこれだけかかりましたと言われたら、それを払わざるを得ない。
だから請求側も真摯に請求しなければならない。それをビッグモーターは破ったわけだ。
さらにビッグモーターには大きな罪がある。日本各店舗の前の街路樹を、除草剤を撒いて枯らした件だ。
その理由は言うまでもなく、店頭に陳列されている中古車に樹木が邪魔なので、除去したわけだ。電車の撮影に沿線の枝が邪魔だからと伐採した撮り鉄と、同じ理屈である。
日本テレビ「オモウマい店」は、面白くて美味い店を見つけるために、ディレクターが独自のチェックポイントを設けたりする。そのひとつに「店頭に花が植えられている店はウマい」がある。店主が草花を愛する店なら、そこで提供される料理もおいしいに違いない、という理屈だ。そして実際、花が植えられている店の料理はおいしい。
とするならば、その逆もまた真なり、である。店頭に生えている草花を枯らすような店は、ロクなもんじゃないということだ。
樹齢数十年の大木を枯らす。関係者はどんな思いでこの行為をしたのだろう。
当ブログで何度も述べているが、拙宅の庭の桃の木は、オフクロの鬼過剰な剪定と病気で、ほぼ枯死している。いまとなっては、根元から伐採の事案であろう。しかし枯れ枝の先からわずかに新しい茎が伸びているのを見ると、この木はまだ生きていると、伐採に踏み切れないのである(実際は、家のシンボルである桃の木を伐ることができないからだが)。
そんな私からすれば、健康な木を枯らせて伐採するなど言語道断、これだけでも重罪に値する。付言すれば、除草剤の存在自体にも私は否定的で、雑草を取る際には人間の手で行う、が草花に対してのせめてもの礼儀だと思う。
健康なクルマを傷つける行為、健康な樹木を枯らせる行為。どちらも同じ構図である。いかにも同じ方向からの指示といえ、いびつな営業精神が見て取れる。こんなバカな会社に勤務していた真っ当な社員には心から同情するが、こうなったら捜査関係者には、とことん協力してもらいたい。
それから損保ジャパンは、ビッグモーターに対し損害請求をするらしいが、損保ジャパンもビッグモーターに大量の出向社員を送り込んだりして、ビッグモーターとは蜜月関係にあったと思われる。なんだか被害者ヅラをしているが、実際はビッグモーターの行為を知っていたんではないのか? これも捜査関係者が厳しく調べてもらいたい。
コメント
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