一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

社団戦速報と、ある女流棋士のこと。

2009-07-27 02:21:45 | 社団戦
マイナビ女子オープン予選・一斉対局観戦の続きは明日アップします。

26日(日)は「LPSA星組」として、初めて社団戦に参戦してきた。
結果だけ書く。4戦とも大将として出場したが、個人では1勝3敗、チームとしても、2-5、5-2、1-6、1-6の、1勝3敗だった。
2日前、「自分が出場するからには、個人もチームも4戦全勝」と豪語しておきながら、この体たらく。まったく弁解の余地はない。しかし全勝宣言は、いまでも後悔していない。次回の大会は地元の夏まつりがあるので参戦できないが、また機会が与えられれば、次こそ4戦全勝を目指すつもりである。
なお、26日の模様は日をあらためて、詳細に書きたい。今回の無様な将棋を、忘れないために。

LPSAブースは今回も設けられたが、いつも売り場にいる、ある女流棋士が来てくださるかどうか、心配だった。大げさに言えば、もし彼女が来なかったら、私は彼女のファンをやめるつもりだった。しかし彼女は来た。それでこそ、私が見込んだ女流棋士である。
彼女は前日行われた、マイナビ女子オープンの1回戦で敗退した。ファンの期待に応えられなかったその辛さ、察するに余りある。しかし、負けて悔しさが込み上げなくなったら、ヘコまなくなったら、女流棋士は終わりである。
私がいつも書いているように、過去なんて生ゴミである。いつまでもクヨクヨしていてもしょうがない。涙を流し尽くしたら、また明日から自分のために、ファンのために、頑張ればいいのだ。
その女流棋士が公式戦で負けたくらいでは、私はファンをやめない。彼女には迷惑だろうが、私はまだまだ一ファンとして粘着していくので、これからもよろしくお願いいたします。
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第3期マイナビ女子オープン・一斉予選対局を見に行く(前編)

2009-07-26 02:30:18 | 観戦記
前述したとおり、25日(土)は、東京・パレスサイドビルで第3期マイナビ女子オープン・一斉予選対局があった。
この日は夕方から所用があり行く気はなかったのだが、どうにか1回戦だけは観戦できるので、朝のんびりして、現地へ向かう。家から約40分。
私は昨年の同予選も観に行ったが、そのときは選手の入場から本戦の抽選会まで、一部始終を堪能した。今年は9時30分開場、10時対局開始だったが、10時すこしすぎに入場する。遅刻しても罰則はないので、構わない。
室内は逆U字型に対局場が組まれ、観客は各々好きな対局を巡回する。スポンサーになった人は、対局室の内側(窓側)の椅子席で観戦ができる。しかし一般観客席からの距離のほうが、盤面に近い。だからこれは「対局を見る」というより、ひいきの対局者に「応援しています」と無言のメッセージを送る意味があるのではないか。
このブログで約束したとおり、入口右側手前の熊倉紫野女流初段-中村桃子女流1級戦のスポンサーになる。左側手前の石橋幸緒女流王位-里見香奈倉敷藤花戦のスポンサーは5本集まったが、こちらも4本になった。さすがに女流棋士ファンはお目が高い。
左側手前から3つ目では、山口恵梨子女流1級-渡辺弥生女流2級戦をやっている。石橋-里見戦は黒山の人だかりで、こちらは閑散としている。こういうのを「もったいない」という。
むろん対局相手の相違もあるだろうが、同じ女子高生が指しているのに、どうしてこうも集まりが違うのかと思う。しかも山口-渡辺戦は「懸賞対局」の札すら立っていない。
山口女流1級は相変わらず可憐である。その対局姿を眺めているうち、ムラムラしてきて、いや胸がときめいてきて、彼女のスポンサーにもなることにした。本戦入りの1局まで待てなかった。
スポンサーの受付に再び向かうと、係の人に手厚く迎えられる。
「明日から食事はカップラーメンですよ」
と言って、再び新品の壱万円札をピッ、と出す。
私は昨年の予選一斉対局で2本スポンサーになったが、早くもここで去年の数に並んでしまった。予算に制限がなければ、いくらでもスポンサーになってしまいそうだ。恐ろしい。
対局室を見て回る。中倉彰子女流初段-笠井友貴アマは艶やかな一戦。中倉女流初段はふだんニコニコしているが、対局のときは凄みのある貌になる。そのギャップがよい。予想通り相穴熊になっていた。
関根紀代子女流五段-森安多恵子女流三段戦も秘かに注目している一戦。居飛車対三間飛車で、なんとなく昭和の香りを感じさせる。
山口-渡辺戦に戻る。先ほどまで山口女流1級が指しやすいと思ったが、おかしなことになっている。ちょっと攻めあぐねているようだ。
それにしても山口女流1級の制服姿がまぶしい。以前東京・将棋会館で偶然拝見した「LADIES HOLLY CUP」のときと、寸分違わぬいでたちだ。制服姿なら里見倉敷藤花や香川愛生女流2級もそうだが、彼女らと山口女流1級とは決定的な違いがある。
靴だ。山口女流1級が学生靴なのに対して、里見、香川の両女流はスニーカーである。これはよくない。
「女子高生は世界最高のブランド」なのである。頭のてっぺんから足の爪先まで、「女子高生」でなければいけない。ここも格の違いのひとつなのだ。
私は懸賞金を懸けるとき、どちらに渡ってもいいと思っている。もちろん両者への応援がキッチリ半々ということはないが、自分の手から離れたおカネなんだから、誰のところに行こうが構わない。
今回も、渡辺女流2級が勝っても後悔はない。あまり知られていないが、渡辺女流2級は、東京大学の違う学部に、2回入学している。
日本の大学生は、入学するとバカになる、と言われるが、渡辺女流2級は入学しても研鑽を怠らず、4年後も再入学を果たした。その努力はひとかたならぬものがあったろう。そんな彼女に懸賞金が行くのも悪くない。渡辺女流2級の学歴にあやかりたい。
遅れてスポンサーになったので、やっと「懸賞対局」の札がきた。しかし机の右端にポツンと置かれる。これじゃ山口女流1級が気付かないんじゃないか!? もっと中央に置いてくれよ、と心の中でつぶやく。
関根-森安戦は、関根女流五段が鮮やかな寄せで快勝。
熊倉-中村戦は、熊倉女流初段がうまく指し回し、必勝形。最後は熊倉女流初段の飛車打ちに、中村女流1級が駒台に軽く手をかけて、投了を告げた。なんだか、すごくオシャレな投了の仕種だと思った。
中倉-笠井戦は、中倉女流初段の穴熊が徐々に薄くなっていく。笠井アマの穴熊は手つかずの状態だ。やがて中倉女流初段が投了。昨年は身重のからだで伊藤明日香女流1級と激戦を演じ、終局後は大拍手を浴びた中倉女流初段だったが、今期も1回戦で姿を消した。
山口-渡辺戦は、山口女流1級がいよいよ苦しい。飛車取りに当たっているのに相手の角を取りにいったため、その角で銀を取って王手をされ、飛車を只取りされた。さらに角取りに当たっているのに相手の竜を取りにいったため、これもその竜で金を取って王手をされ、ゆうゆう角を取られてしまった。
信じられない。山口女流1級の、あの日のLADIES HOLLY CUPでの鮮やかな指し回しはどこへいったのか。
石橋-里見戦は、石橋女流王位の勝勢である。
山口女流1級の投了の場面を見るのは忍びない。ほかの将棋もあらかた終わったので、私は早めの昼食に出る。
山口女流1級は、昨年の敗退のときも、相当泣きが入ったようである。今期も早々と投了してしまうのは辛いだろう。その辛さを味わいたくなければ、将棋の勉強をするしかない。
山口女流1級は若い。これから白いキャンバスに、いくらでも自由に色を塗ることができるのだ。もっともっと勉強して、自分の将棋を描いてほしいと思う。
廊下に出て、向こう側のエレベーターを使おうと歩いていくと、見覚えのある人がこちらへ向かってくる。藤田麻衣子女流1級であった。
「LPSAマズイですよ。(たぶん)1勝5敗ですよ」
と報告する。今期の藤田女流1級は期待できた。前日、藤田女流1級が金曜サロンに所用できたとき、ほとばしる気合を会員のみんなが感じていたからだ。
LPSAには、午前の惨状を話して、緊張してしまう棋士と奮起する棋士がいるが、藤田女流1級は後者である。いつもは「愛すべき敵」だが、今回は「同好の士」と言ってもいい。
藤田女流1級も眉間にシワを寄せ、事態の深刻さを認識したようだ。ここでハッパをかけたのは、いまでも正解だったと信じている。
私は神保町まで出て、「日高屋」の中華そば(290円)と、餃子(190円)を食す。ずいぶん豪華な昼食であった。
[つづく]
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明日、対局。

2009-07-25 00:19:09 | 社団戦
一度このタイトルで、書いてみたかったんだ。

明日26日(日)は、東京・浜松町の「東京産業会館」で行われる、「社会人将棋団体リーグ戦(社団戦)」に、「4部・LPSA星組」として初参戦します。
団体戦は高校生以来、20ウン年振り。
前回の5日は、前から休むと言っていたのに、
「一公さんがいれば勝ち越せたのに…」
「一公さんは沖縄でリフレッシュしてたんだ…」
「一公さんはビキニギャルを眺めてたんだ…」
等々、さんざんな言われようでした。
まあいいでしょう。しかし私が参加するからには、チームを4戦全勝させます。「全勝したい…」ではダメ。「全勝する」。「絶対勝つ」。この覚悟で行きます。
プロ野球の監督が、「優勝したい」とは言わないでしょう。「優勝します!!」と言うでしょう。私も「チーム全勝」と宣言して、その目標に全力を尽くします。
なにしろ、金曜リーグなどでさんざん苦杯をなめさせられた棋友が、味方なんです。こんなに頼もしいことはありません。
26日は、勝ちます。


え? 今日はこれで終わりかって? 終わりです。ブログなんて、ふつう、こんなもんです。
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第3期マイナビ女子オープン、一斉予選の見どころ

2009-07-24 00:22:41 | 女流棋戦
明日25日(土)は、東京・地下鉄東西線竹橋駅に直結したパレスサイドビルにて、第3期マイナビ女子オープン(毎日コミュニケーションズ主催)の一斉予選対局が行われる。
私は以前パソコン関係の広告代理店に勤めていたことがあり、「PC fan」や「Mac Fan」を発行している毎日コミュニケーションズには、よくお邪魔したものだった。
毎コミの広告部に行くと、時折「週刊将棋」の最新号が積まれており、何度くすねようとしたことか。しかし、盗んだ将棋専門紙で勉強しても将棋は強くならないと考え、けっきょく売店で購入していた。
さて今回は私なりのマイナビ予選の見どころ、というか1回戦の注目局をピックアップしてみた。
まず①枠。石橋幸緒女流王位(LPSA)VS里見香奈倉敷藤花は、注目の一戦。大げさでなく、これが事実上の「挑戦者決定戦」と謳っても全然おかしくない。
③枠は、このブログの読者ならよくご存知の、山口恵梨子女流1級の戦いぶりに注目したい。男性棋士に3連勝した石橋女流王位を破ったこともある、山口女流1級の「異能攻め」は必見である。対するは遅れてきたルーキー、渡辺弥生女流2級。渡辺女流2級も、日々の研究を怠らず、しっかりした将棋を指す。熱戦になるだろう。
④枠の熊倉紫野女流初段VS中村桃子女流1級は、人気の若手美女対決。もし私が現地に行ったら、このカードのスポンサーになる。
⑤枠の関根紀代子女流五段VS森安多恵子女流三段は、オールドファンには涙が出るようなカード。両者合わせて…歳は、女流最高齢ではあるまいか。このおふたりの対局を生で拝見できるとは、公開対局さまさまである。
⑥枠の山田久美女流三段VS高群佐知子女流三段も、ひと(ふた)昔前の将棋ファンには垂涎の一戦。むかし私が片想いをしていた女性が、まあバッサリと振られたのだが、高群女流三段によく似ていたことを、私は告白する。
かなりとんで⑫枠、夜のナカクラヒロミVS朝のウエダハツミは、艶やかな一戦。「どちらにも勝たせたい」などという常套句は使いたくないが、お二方には指導対局でお世話になっているだけに、それが偽りのない本心である。
④枠・笠井友貴アマ、⑧枠・小野ゆかりアマ、⑫枠・成田弥穂アマは、それぞれ中倉彰子女流初段(LPSA)、蛸島彰子女流五段(LPSA)、野田澤彩乃女流1級と対戦。
先日の予選抽選会で、私は野田澤女流1級の色紙をいただいた。直筆色紙が家にあれば、やはりその棋士を応援したくなるものだ。もし現地に行ったら、野田澤女流1級VS成田アマのスポンサーになりたいところである。
とにかく今回出場のアマチュアは、「アマ」を名乗っている女流プロ級の実力者。3人がそろって1回戦を突破しても、なんの不思議もないし、全く驚かない。
…と、いままでの微妙な書き方でご推察のとおり、いまのところ私は、25日にパレスサイドビルへ行く気はない。「週刊将棋」のA記者には、「一斉予選には必ず行きます!」と言ったが、それをカンタンに翻す。このいい加減さが、私の本性である。
勝手なことを書いてしまったが、出場の48選手には、悔いのない将棋を指してもらいたい。
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100

2009-07-23 01:04:59 | ランキング
4月1日に開設したこのブログ、今回が100回目の記事になった。
初日の開設の挨拶と、6月20日、ワードで書き込み中の記事をうっかり消去してしまい、放心状態の心境をアップした以外は、すべて将棋絡みの記事だったことに満足している。また、5月19日から毎日アップを続けているが、ほんの一握りながらも、貴重な固定読者がいらしたことが、大きな励みになった。皆様方には、厚く御礼申し上げます。もっとも、そろそろ将棋の話題もネタ切れなので、連続投稿の記録は途切れます。
前置きが長くなったが、先日女流棋士との指導対局が100局になったので、100つながりで、その内訳を記してみたい。これは以前も書いたので、その続編となる。
まずは総合成績を記す。

平手(当然、すべて私の先手):39勝32敗1引き分け(.549)
(扇子サイン勝負:19勝9敗(.679)を含む)
この1引き分けは、女流棋士スーパーサロンでの、藤田綾女流初段との1局。私の必勝形だったが、惜しくも指導時間がいっぱいになったので、指しかけ終了となった。
香落ち:9勝5敗(.643)
角落ち:12勝2敗(.857)

以下、私に100局も将棋を教えてくれた、全女流棋士を掲げる。対局数の多い順から記すが、個人の勝敗は女流棋士の名誉もあるので、今回も記さない。
( )内は、左から、平手、香落ち、角落ちの局数を示した。
〈 〉内は、平手戦72局の戦法を分類した。左から▲居飛車対△振り飛車、▲振り飛車対△居飛車、矢倉や相掛かりなどの相居飛車、である。相振り飛車の将棋は1局もない。なお香落ちの14局は、当然ながらすべて上手の振り飛車。角落ち14局は、13局が下手三間飛車、1局が下手矢倉だった。
指導対局はその後102局に達したが、記録は100局までのものである。

船戸陽子女流二段 16局(10-5-1)〈0-7-3〉
藤森奈津子女流三段 13局(9-3-1)〈9-0-0〉
松尾香織女流初段 12局(9-2-1)〈8-0-1〉
島井咲緒里女流初段 9局(5-3-1)〈5-0-0〉
中倉宏美女流二段 7局(6-0-1)〈3-3-0〉
大庭美樹女流初段 7局(6-0-1)〈4-0-2〉
藤田麻衣子女流1級 7局(6-0-1)〈1-3-2〉
北尾まどか女流初段 6局(4-0-2)〈1-1-2〉
中井広恵女流六段 4局(1-1-2)〈0-0-1〉
神田真由美女流二段 4局(3-0-1)〈0-2-1〉
上田初美女流二段 4局(4-0-0)〈4-0-0〉
石橋幸緒女流王位 3局(2-0-1)〈0-0-2〉
山下カズ子女流五段 2局(2-0-0)〈2-0-0〉
藤田綾女流初段 2局(2-0-0)〈2-0-0〉
蛸島彰子女流初段 1局(0-0-1)〈0-0-0〉
鹿野圭生女流初段 1局(1-0-0)〈1-0-0〉
中倉彰子女流初段 1局(1-0-0)〈1-0-0〉
大庭美夏女流1級 1局(1-0-0)〈1-0-0〉

総勢18名の女流棋士に将棋を教えていただいた。
平手戦における戦型別の勝敗も掲げておく。
▲居飛車対△振り飛車:24勝17敗1引き分け(.585)
▲振り飛車対△居飛車:8勝8敗(.500)
相居飛車:7勝7敗(.500)

私は振り飛車が好きだが、以前から勝率が悪いと感じていた。今回調べてみて、それが事実だと分かって、驚いた。やはり私には居飛車が向いているのかもしれない。
次に、私だけが選べる「名局ベスト3」を掲げる。

第1位 08年11月12日 北尾まどか女流初段戦(平手)
 於:東京新宿「Who’s who」
第2位 09年5月22日 上田初美女流二段戦(平手)
 於:東京千駄ヶ谷 将棋会館「女流棋士スーパーサロン」
第3位 08年7月25日 船戸陽子女流二段戦(香落ち)
 於:東京駒込 LPSA「金曜サロン」

第1位は、以前も紹介したが、終盤で北尾女流初段の悪手に乗じ、奇跡の25手詰に討ち取った将棋。
第2位は、中盤まで定跡どおりに進行したが、終盤、上田女流二段が竜取りに金を打ったところで、私に鬼手が出た。一回りして戻ってきた上田女流二段がこの局面を見て、「おおーッ!!」と絶叫した。
第3位は、船戸女流二段がLPSAに移籍してから、初めての指導対局。08年5月31日の将棋ペンクラブ関東交流会で指導を受けたときは、これが最初で最後と観念していたから、この将棋はひときわ思い出深い。将棋の内容も、序盤で私の銀捨てが功を奏し必勝形になるも、詰まし損ねて泥仕合に。しかしそこからなんとか盛り返し、辛勝した1局。船戸王は最初△9一にいたが、終了時は△1三にいた。
ところで今年の5月31日と7月25日は、船戸女流二段は、両日とも女流棋士との対局。やっぱり女流棋士は、アマに指導するより、プロとの真剣勝負のほうが絵になる。
では最後に、100局の中で「私の会心の1手」を記して結びとしたい。

「▲○○○」 09年5月22日 上田初美女流二段戦

「ベスト3」の第2位で出た1手。実はこのとき発売中だった「将棋世界」に、谷川浩司九段が同じ手を指した将棋が紹介されている。しかし私はこの局面は目にしておらず、「残像」がないまま、自力でこの手を発見した。それが自慢といえば自慢である。
指導対局100局の中で名局第2位に輝き、会心の1手も出たこの将棋は、女流棋士会の了承を得て、いつか公開できればと思っている。ということは、公開は永遠に無理である。
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