LPSA芝浦サロンのもうひとつのウリは、「おかわり制度」である。これはいままでも度々述べてきたが、要するに追加料金(原則的に1,000円)を出せば、指導女流棋士に再戦を申し込むことができるのだ。
芝浦サロンの指導対局料は席料込で3,500円(ファンクラブ料金)。おかわりは何回しても構わないので、仮に4局指したとすると、3,500円+1,000円×3局=6,500円となる。これだけのおカネを出せば、(ファンの)女流棋士と1日将棋を楽しめるのだ。もっとも、そこまで粘着した話は聞いたことがない。やはり2局がいいところであろう。
今回私は、これを行使することにした。駒込では1日料金で女流棋士と2局指せたから割高にはなるが、たったいま負けた女流棋士にリベンジしたい、と思った時はおもしろい制度である。
追加料金1,000円を払って2局目の開始。
☗7六歩☖8四歩☗7八飛。前局は船戸陽子女流二段の中飛車だったが、本局は2手目に早くも居飛車の明示である。相居飛車は指す気にならなかったので、今回は私が三間に飛車を振った。
14手目☖5四歩に☗5六歩。細かいことだが、これは早く形を決めて損だった。
船戸女流二段は対振り飛車には穴熊を採用する。それならば向かい飛車に振り直し急戦を目指す、というのが私の作戦なのだが、そのときに☗5六歩が不急の一手となる。5七にいやな空間ができるし、☗5六銀と出るアジもない。
22手目、果たして船戸女流二段は☖1二香。仕方がないから、私は☗7五歩と突いた。対して船戸女流二段は☖5二飛と転戦して、金銀交換を果たす。振り飛車の私が捌かなければならないのに、船戸女流二段にいいように動かれている。
☖8八歩~☖8九歩成~☖9九との香損はまあいいが、☖9四飛と飛車成りを見せられて忙しくなった。
私は☗5三香☖6二金☗5二金と貼りつくが、軽く☖3三角とかわされ、☗6二金と取った形は、金得でも駒が重い。駒が泣いている、というやつだ。
以下は飛車銀交換で駒損となり、拠点の☗5四歩も☖5四飛と払われ、☗5五歩に☖8四飛と落ち着かれ、ここで私は投了した。
何とも情けないこの局面を、自戒のために掲げておく。
上手からは次に☖8六飛成の銀取りから☖8五飛があり、私には指す手がない。
船戸女流二段の振り飛車穴熊と居飛車穴熊。貴重な指導対局料を払って金曜以外に初めてサロンに伺ったのに、往復ビンタを喰らってしまった。
感想戦では船戸女流二段に、
「大沢さんは(飛車を振るなら、棋風的に)四間飛車がいいと思う」
とアドバイスを受けた。いままではその将棋に関する感想だけだったが、戦法にまで言及してくれたのは珍しい。対船戸戦の四間飛車は、3局指して2勝1敗と、まずまずの成績である。船戸女流二段のアドバイスは、確かに正しかった。
この後私は、船戸女流二段プロデュースの「ひみつサロン」、すなわち「木曜ワインサロン」も10月21日に受講し、1週間に4局も指導対局を受けてしまった。
どうもLPSAの思惑に乗っかってしまうようでおもしろくないが、サロンが芝浦に移転して、私の支出が増えるのは必至のようだ。
芝浦サロンの指導対局料は席料込で3,500円(ファンクラブ料金)。おかわりは何回しても構わないので、仮に4局指したとすると、3,500円+1,000円×3局=6,500円となる。これだけのおカネを出せば、(ファンの)女流棋士と1日将棋を楽しめるのだ。もっとも、そこまで粘着した話は聞いたことがない。やはり2局がいいところであろう。
今回私は、これを行使することにした。駒込では1日料金で女流棋士と2局指せたから割高にはなるが、たったいま負けた女流棋士にリベンジしたい、と思った時はおもしろい制度である。
追加料金1,000円を払って2局目の開始。
☗7六歩☖8四歩☗7八飛。前局は船戸陽子女流二段の中飛車だったが、本局は2手目に早くも居飛車の明示である。相居飛車は指す気にならなかったので、今回は私が三間に飛車を振った。
14手目☖5四歩に☗5六歩。細かいことだが、これは早く形を決めて損だった。
船戸女流二段は対振り飛車には穴熊を採用する。それならば向かい飛車に振り直し急戦を目指す、というのが私の作戦なのだが、そのときに☗5六歩が不急の一手となる。5七にいやな空間ができるし、☗5六銀と出るアジもない。
22手目、果たして船戸女流二段は☖1二香。仕方がないから、私は☗7五歩と突いた。対して船戸女流二段は☖5二飛と転戦して、金銀交換を果たす。振り飛車の私が捌かなければならないのに、船戸女流二段にいいように動かれている。
☖8八歩~☖8九歩成~☖9九との香損はまあいいが、☖9四飛と飛車成りを見せられて忙しくなった。
私は☗5三香☖6二金☗5二金と貼りつくが、軽く☖3三角とかわされ、☗6二金と取った形は、金得でも駒が重い。駒が泣いている、というやつだ。
以下は飛車銀交換で駒損となり、拠点の☗5四歩も☖5四飛と払われ、☗5五歩に☖8四飛と落ち着かれ、ここで私は投了した。
何とも情けないこの局面を、自戒のために掲げておく。
上手からは次に☖8六飛成の銀取りから☖8五飛があり、私には指す手がない。
船戸女流二段の振り飛車穴熊と居飛車穴熊。貴重な指導対局料を払って金曜以外に初めてサロンに伺ったのに、往復ビンタを喰らってしまった。
感想戦では船戸女流二段に、
「大沢さんは(飛車を振るなら、棋風的に)四間飛車がいいと思う」
とアドバイスを受けた。いままではその将棋に関する感想だけだったが、戦法にまで言及してくれたのは珍しい。対船戸戦の四間飛車は、3局指して2勝1敗と、まずまずの成績である。船戸女流二段のアドバイスは、確かに正しかった。
この後私は、船戸女流二段プロデュースの「ひみつサロン」、すなわち「木曜ワインサロン」も10月21日に受講し、1週間に4局も指導対局を受けてしまった。
どうもLPSAの思惑に乗っかってしまうようでおもしろくないが、サロンが芝浦に移転して、私の支出が増えるのは必至のようだ。