一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

1月27日の「対決」の結果

2018-02-03 01:10:18 | プライベート
エッセイストの能町みね子が、現在「週刊文春」で連載しているエッセイを、2月8日売り(2月15日号)をもって休載するという。理由はよく分からないが、賢明な判断と思う。
さて1月27日(土)に行われた、新谷学・週刊文春編集長(53歳)とカンニング竹山との「対決」。私はネット視聴はしなかったのだが、ネットに掲載されたやりとりを読んだ。
まずは小室哲哉の件だが、週刊文春側は「介護の現場の理想の現実を、皆さんが考えたり話したりするキッカケになればいい」と思ったらしい。
これは文字通り初耳で、あのゲス記事にそんな高尚な主張が隠されているとは知らなかった。だって「裏切りのニンニク注射」なんて、明らかに小室哲哉を嘲笑した見出しだ。これで読者が介護の大変さを考えますかね。どうしたって「不倫」に目が行くと思う。
文春も活字媒体なら、本当に読者に伝えたいことは、活字にすべきだった。
また新谷編集長は、小室哲哉が「引退するとは思わなかった」らしい。とするならば、まさにあの記事が小室哲哉を引退に追い込んだといえる。まったくあの記事は、芸能界にとって大打撃だった。
さらにベッキーに対する世間のバッシングについても、新谷編集長は「かわいそうだった」と思ったらしい。なに他人事みたいに語ってるんだろう、と思う。かわいそうだと思いながらも、追及の手を緩めなかったということか。
また新谷編集長は自媒体を「不倫摘発雑誌だと捉えられるのは切ない」と語ったそうだが、世間一般の文春への見方は、もはや「不倫専門の三流ゲス雑誌」であろう。文春はその認識に気付かなければならない。
それに文春砲ツイッターだって、1月9日にフジテレビ女子アナ不倫を報じた際、「今年の初荷不倫スクープ」と書いていた。つまり年明けの時点では、文春は今年も、不倫ネタを書く気満々だった、とも取れる。
以上が「対決」の大まかな内容だが、どうも今回は、文春側が不倫記事の言い訳に終始した感があった。もう少し強気の発言があってもよかったと思う。
また竹山も追及が甘いように思われた。むしろ文春の編集方針に理解を示した感すらあった。まあ竹山も芸能界で生きている以上、長いものに巻かれるのは仕方がないのだろう。
ただ新谷編集長は、「今後も不倫記事はやります」とも明言したそうだ。その意気やよし。もうこれなら、「不倫摘発雑誌」と認定してもいいのではないか。
文春は今後も宣言通り、不倫ネタを投下していけばよろしい。それで再炎上して廃刊が早まれば、一部の読者も溜飲が下がるだろう。
なお2月1日売り(2月8日号)も、不倫記事の見出しは一切なし。竹山によれば、文春は不倫ネタの8割はボツにしているらしい。毎週でも投下すればいいのにと思うが、その辺の編集方針が、凡人の私には分からない。
コメント (4)
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リピート

2018-02-02 00:10:37 | プライベート
先月から始まった、日本テレビ木曜の深夜ドラマ「リピート~運命を変える10か月~」がおもしろい(今夜は第4話)。
過去を遡ってきたという謎の男(六角精児)が、任意で選んだ男女8人(貫地谷しほり、本郷奏多、ガレッジセール・ゴリなど)に、「10ヶ月前」にタイムスリップさせるという。その際、現在までの記憶も持って帰れるというのだがここが肝心で、仮に10ヶ月間の記憶が一切合切消されてしまったら、過去とまったく同じ行動を取ってしまい、意味がない。
戻る、戻らないは本人の自由意思だが、結局8人とも、10ヶ月前に戻る。そして各自、その10ヶ月間に起こした「やり直したい出来事」を、やり直していく。
しかしそれが叶っても、必ずしもうまくいかないのが人生である。各自の運命の歯車が微妙に狂いだし、却って不幸な結果になったりもして、みんなに「こんなはずではない」という焦りが広がってゆく。
このあたりを将棋に譬えれば、中盤で悪手を指し終盤で敗勢になったのを中盤まで巻き戻し、そこで最善手を指したのに、その手も意外に良くなかった、ということになろうか。
この筋の運びは、2014年にフジテレビで放送された「素敵な選TAXI」とよく似ている。
もっともこちらは、過去に戻る時間をおカネで買い、しかもそれが高額なので、戻れる時間はせいぜい数時間だった。それでもいろいろドラマがあった。

私はつねに過去を振り返って後悔する性格で、最近は、私が20代のころ旅先で知り合った女性(このブログでは初出)に、交際を申し込むのだった…と後悔しはじめた。
彼女―夏子さんとは東京で一度再会したことがあるのだが、彼女も私ことを好いてくれたようだし、私が強引に押せば、夏子さんと結婚まで行ったのでは…などと妄想して、ひとり憔悴する毎日なのである。
もし私が六角精児に招かれ25年前に戻れて、夏子さんと結婚したらどうなっていたか。子供も生まれ、私の自堕落な生活は改善されたに違いない。相当幸せになっていたと思う。
しかしその後の将棋熱は復活しなかったと思われる。よってLPSA駒込サロンにも行かなかったろうし、現在の棋友との交流もなかった。植山悦行七段や大野八一雄七段とも懇意にならなかったと思う。もちろんこのブログも存在していない。
だがそんなものは構わないのだ、私が幸せになれるならば。
問題は弟の存在だ。こんなことをブログで書いていいのかどうか分からぬが、弟にはかつて、彼女がいた。いろいろあって弟は彼女と別れ、数年後に別の女性と結婚するのだが、もし私が結婚していたら、弟は最初の彼女と結婚していた可能性が高い。
そもそも弟が結婚を見送ったのは、いい歳をしていつまで経っても結婚しない私に倣ったところがあるからだ。
だが弟がその女性と結婚すると、現在の弟の娘と息子、つまり私の姪と甥がこの世から消えてしまう。これはひじょうにマズイ。
私の一度目の人生の記憶は残っているから、将棋熱が高まれば寸暇を割いてLPSA駒込サロンに行っただろうし、棋士や棋友と親しくなることもできる。ブログだって、勝手に開設すればいい。
しかし姪と甥との楽しい記憶はどう処理したらいいのだろう。これを背負って一生生きていくのはイヤだ。
結論として、私に彼らの誕生を阻むことはできない。
とはいえ、弟が最初の彼女と結婚しようとしているのに、お前は別の女性と結婚する、そして2人の子供に恵まれる、とも言えない。
いや違う。弟は、結局今の奥さんと結婚するのだ、きっと。弟らの運命は、変わらなかったことにしよう。
だがまだ問題がある。一度目の私の人生、すなわち今の世界では、夏子さんがかなり高い確率で、結婚しているはずだ。その旦那の運命は、どうなってしまうのだろう。彼は誰とも結婚せず、独り者でいるのだろうか。これは百万が一の仮の話だが、私の奥さんが郁子さんになっても、優子さんになっても、範子さんになっても、真知子さんになっても、同じことがいえる。
こう考えると、私が人生をやり直して幸せになっても、そのぶん他の人を不幸にする気がするのである。

「素敵な選TAXI」はバカリズムの脚本だったこともありハッピーエンドだったが、「リピート」は先が読めない。人生をやり直しても、それほどいいことはないよ、という教誨は含まれると思う。
私も、ここまでの人生はたいそう退屈だったが、選択は最善だった、と考えるよりないのだろうか。
いやぁ、キツイなあ…。
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第45期女流名人戦・予選2回戦の勝敗予想の答え合わせと、準決勝・決勝の勝敗予想

2018-02-01 00:10:48 | 勝敗予想
当ブログは1月11日に、第45期女流名人戦予選・2回戦の勝敗予想を行った。今日現在、山根ことみ女流初段VS石本さくら女流初段戦が残っているが、準決勝の中井広恵女流六段VS竹俣紅女流初段戦が5日(月)に行われるので、その前に2回戦の答え合わせをしておこう。
なお、昨年12月4日に予想した1回戦の勝敗予想は、残っていた大庭美樹女流初段VSカロリーナ・ステチェンスカ女流1級戦はカロリーナ女流1級が勝ち、私の予想は外れ。最終的に13勝6敗(.684)の正解となった。

1枠
●塚田恵梨花女流1級VS○小高佐季子女流3級…正解
●和田あき女流初段VS○貞升南女流初段…正解
●頼本奈菜女流1級VS○武富礼衣女流3級…ハズレ
●高群佐知子女流三段VS○岩根忍女流三段…正解

2枠
●北村桂香女流初段VS○中澤沙耶女流初段…正解
●島井咲緒里女流二段VS○甲斐智美女流五段…正解
●北尾まどか女流二段VS○竹俣紅女流初段…ハズレ
●竹部さゆり女流三段VS○中井広恵女流六段…ハズレ

3枠
○里見咲紀女流初段VS●長谷川優貴女流二段…正解
●渡辺弥生女流初段VS○鈴木環那女流二段…正解
○相川春香女流初段VS●長沢千和子女流四段(1月11日の予想時は対局済)
○カロリーナ・ステチェンスカ女流1級VS●清水市代女流六段…ハズレ

4枠
●千葉涼子女流四段VS○蛸島彰子女流六段…ハズレ
●山田久美女流四段VS○山口恵梨子女流二段…ハズレ
○本田小百合女流三段VS●村田智穂女流二段…正解
●山根ことみ女流初段VS○石本さくら女流初段(未対局)

何と正解8、ハズレ6の、正解率.571。仮に山根女流初段VS石本女流初段戦を正解しても正解率6割で、これじゃあ予想の意味がない。ちょっと失敗したと思ったのは竹部女流三段VS中井女流六段戦で、これを竹部女流三段勝ちと予想したことだが、中井女流六段は先日の女流王位リーグでも山田女流四段に屈しているし、必ずしも信用はないのだ。
なお大番狂わせはカロリーナ女流1級VS清水女流六段戦でカロリーナ女流1級が勝ったことで、彼女、ここまで強くなっているのかと驚いた。
また、現役最年長・蛸島女流六段の勝利も見事だった。

では準決勝以降の勝敗予想をしよう。

1枠
○小高佐季子女流3級VS●貞升南女流初段
●武富礼衣女流3級VS○岩根忍女流三段

●小高佐季子女流3級VS○岩根忍女流三段
※岩根女流三段、リーグ入り。

2枠
●中澤沙耶女流初段VS○甲斐智美女流五段
●竹俣紅女流初段VS○中井広恵女流六段

○甲斐智美女流五段VS●中井広恵女流六段
※甲斐女流五段、リーグ入り。

3枠
●里見咲紀女流初段VS○鈴木環那女流二段
●相川春香女流初段VS○カロリーナ・ステチェンスカ女流1級

○鈴木環那女流二段VS●カロリーナ・ステチェンスカ女流1級
※鈴木女流二段、リーグ入り。

4枠
●蛸島彰子女流六段VS○山口恵梨子女流二段
○本田小百合女流三段VS●山根ことみ女流初段or石本さくら女流初段

●山口恵梨子女流二段VS○本田小百合女流三段
※本田女流三段、リーグ入り。

12月4日の漠然とした予想では、岩根女流三段、中井女流六段、清水女流六段、本田女流三段のリーグ入りとしたが、2枠の中井女流六段は調子を落としているようなので、今回は甲斐女流五段のリーグ入りとした。
皆様、頑張ってください。
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