「敵がいないような王は本当の王ではありませんよ、ベルガリオン。民を怒らせることなく一生をまっとうするのはばかだけだ」
アナディル公爵ヴァラナ将軍の言葉。政治ってのは、必ず誰かを怒らせることになるんで、八方美人には向かない仕事なのです。
邪神は斃れ、ベルガラス、ポルガラ、ダーニクはエランドを連れてアルダー谷のわが家へと帰る。世界には秩序と平和が戻るかに見えたが、東方では狂王ザカーズがアンガラク人の世界の統一めざして動き始めてマーゴ人国家を滅ぼさんとしており、トルネドラ帝国では死期の迫った皇帝ラン・ボルーンの後釜を狙っての暗殺と買収が激化し……つまり、世界はいつもどおりだった。
そんなある日、ポルガラのもとにベルガリオンから手紙が届かないのだが……。
『ベルガリアード物語』の後日談というか、あの竜神との戦いは何万年も続いていた<光の子>と<闇の子>の戦いの1つにすぎなかったという本当の完結編。旧版では2分冊になっていたのが1巻に戻りました。
『ベルガリアード物語』では語られなかった点、解決されなかった点があれこれあったけれど、これすべて伏線であり、真なる物語の序章に過ぎなかったのでした。
「なんでぼくなんだ?」のベルガリオンのぼやきはあいかわらず。なまじ立派な肩書きがついたばかりに、とびきりのやっかいごとが次々に持ち込まれ、家庭の危機は一触即発。ジェイムズくんみたいに小銭をひたすら数え上げながらチリンチリンという音にご満悦なセ・ネドラがかわいい。ビバ!トルネドラ人。そしてベルガラスといえば人々からの尊敬を集める不死身の魔術師ですが、酒好き、盗み癖、女好きはあいかわらずでした。
【マロリオン物語】【デイヴィッド・エディングス】【西方の大君主】【西方の守護者】【熊神教徒の逆襲】【おおやちき】【HACCAN】【夫婦喧嘩】【妊娠】【出産】【誘拐】【反逆】
アナディル公爵ヴァラナ将軍の言葉。政治ってのは、必ず誰かを怒らせることになるんで、八方美人には向かない仕事なのです。
邪神は斃れ、ベルガラス、ポルガラ、ダーニクはエランドを連れてアルダー谷のわが家へと帰る。世界には秩序と平和が戻るかに見えたが、東方では狂王ザカーズがアンガラク人の世界の統一めざして動き始めてマーゴ人国家を滅ぼさんとしており、トルネドラ帝国では死期の迫った皇帝ラン・ボルーンの後釜を狙っての暗殺と買収が激化し……つまり、世界はいつもどおりだった。
そんなある日、ポルガラのもとにベルガリオンから手紙が届かないのだが……。
『ベルガリアード物語』の後日談というか、あの竜神との戦いは何万年も続いていた<光の子>と<闇の子>の戦いの1つにすぎなかったという本当の完結編。旧版では2分冊になっていたのが1巻に戻りました。
『ベルガリアード物語』では語られなかった点、解決されなかった点があれこれあったけれど、これすべて伏線であり、真なる物語の序章に過ぎなかったのでした。
「なんでぼくなんだ?」のベルガリオンのぼやきはあいかわらず。なまじ立派な肩書きがついたばかりに、とびきりのやっかいごとが次々に持ち込まれ、家庭の危機は一触即発。ジェイムズくんみたいに小銭をひたすら数え上げながらチリンチリンという音にご満悦なセ・ネドラがかわいい。ビバ!トルネドラ人。そしてベルガラスといえば人々からの尊敬を集める不死身の魔術師ですが、酒好き、盗み癖、女好きはあいかわらずでした。
【マロリオン物語】【デイヴィッド・エディングス】【西方の大君主】【西方の守護者】【熊神教徒の逆襲】【おおやちき】【HACCAN】【夫婦喧嘩】【妊娠】【出産】【誘拐】【反逆】