「1回などは試食に過ぎない、2回は紳士の礼儀、3回は淑女の務め、4回は妻の権利」
夜のお勤めについてのルネサンスのことわざ。
フランスの大学に留学していた女性2人が西洋史を中心にした歴史上のエピソードをまとめたもの。イギリスの男は少年時代に家庭教師から鞭打たれていたのがクセになるからマゾが多いんだとか、中世の修道院も乱れまくっているし尼僧院は娼家みたいなものだったとか、正しい夫婦生活は1日6回とアラゴンの王女が永遠不変の法則に定めたとか、古代エジプトから近世ヨーロッパや中国まで性に関する話題を中心にあれこれ。近親相姦や堕胎なら金貨5枚で免罪符が買えたという時代もあったんだぜとか、無用の雑学が身につきそうです。
ただ、フランスにまで留学して文学や歴史を学んだという著者の本にしては、参考文献がKKベストセラーズとか歴史読本とかすべて国内で手に入る日本語文献ばかりで、しかも西洋史等の専門書より雑学系からの孫引きが多いようなので、どこまで真実か話半分で読んでおいた方が良いかもしれません。噂の伝聞のさらに引用になってしまうんで、この本を出典にしてさらに何か書くのは危険な臭いがします。
もう少し頑張って、一次二次文献で裏付けしてくれれば信頼できるものになるのでしょうが……。
【やんごとなき姫君たちの秘め事】【桐生操】【神殿娼婦】【チェーザレ・ボルジア】【女法王】【割礼】
夜のお勤めについてのルネサンスのことわざ。
フランスの大学に留学していた女性2人が西洋史を中心にした歴史上のエピソードをまとめたもの。イギリスの男は少年時代に家庭教師から鞭打たれていたのがクセになるからマゾが多いんだとか、中世の修道院も乱れまくっているし尼僧院は娼家みたいなものだったとか、正しい夫婦生活は1日6回とアラゴンの王女が永遠不変の法則に定めたとか、古代エジプトから近世ヨーロッパや中国まで性に関する話題を中心にあれこれ。近親相姦や堕胎なら金貨5枚で免罪符が買えたという時代もあったんだぜとか、無用の雑学が身につきそうです。
ただ、フランスにまで留学して文学や歴史を学んだという著者の本にしては、参考文献がKKベストセラーズとか歴史読本とかすべて国内で手に入る日本語文献ばかりで、しかも西洋史等の専門書より雑学系からの孫引きが多いようなので、どこまで真実か話半分で読んでおいた方が良いかもしれません。噂の伝聞のさらに引用になってしまうんで、この本を出典にしてさらに何か書くのは危険な臭いがします。
もう少し頑張って、一次二次文献で裏付けしてくれれば信頼できるものになるのでしょうが……。
【やんごとなき姫君たちの秘め事】【桐生操】【神殿娼婦】【チェーザレ・ボルジア】【女法王】【割礼】