「名声なんて、賞賛と引き換えに羨望と嫉妬、そして憎悪を向けられるだけだ」
昼行灯の三代目シャルト=ドニートの想い。
ドーク魔法材店の三代目は、商売の才能もなければやる気もない若者。店が潰れずに済んでいるのは仕入れと在庫管理を店番のサシャが一手に引き受けて切り盛りしているからなのだが、それも焼け石に水。
今回も三代目のシャルトが予約済みのドラゴンの鱗を横流ししてしまったことから大騒ぎに……。
正体不明の金持ち娘リア=メイと伝説の魔導師の孫シャルトの旅を中心に話が進みます。説話類型でいうところの「貴種流離譚」という物語の王道パターンを踏襲していますので、今ひとつこなれていない気がするところはありますが安心して愉しめます。これ、これお約束ですよね!?というワクワク感です。
ただし、表紙にもなっているサシャはお留守番。物語的には要でも、ストーリー的には出番無しも同然。留守中の店番でも良いところが無くて残念。続きを出す気マンマンの構成なので、次の機会に期待しましょう。
イラストもかなり良い感じですが、モノクロイラストでは網掛けとか点描とかこういうイラストでは普通に使うトーン処理もしておらず、柔らかな感じのカラーイラストに対してモノトーン画面がちょっと固くなっています。そのアンバランスが残念。最後の処理に一手間かけるだけでイメージががらりと変わると思うので、CGでカラーイラストを描く手間の何分の一かだけでもモノクロイラストにもかけて欲しいですね。
【魔法の材料ございます】【ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚】【葵東】【蔓木鋼音】【税金】【スフィンクス】【伝説の虚構】【食物連鎖】
昼行灯の三代目シャルト=ドニートの想い。
ドーク魔法材店の三代目は、商売の才能もなければやる気もない若者。店が潰れずに済んでいるのは仕入れと在庫管理を店番のサシャが一手に引き受けて切り盛りしているからなのだが、それも焼け石に水。
今回も三代目のシャルトが予約済みのドラゴンの鱗を横流ししてしまったことから大騒ぎに……。
正体不明の金持ち娘リア=メイと伝説の魔導師の孫シャルトの旅を中心に話が進みます。説話類型でいうところの「貴種流離譚」という物語の王道パターンを踏襲していますので、今ひとつこなれていない気がするところはありますが安心して愉しめます。これ、これお約束ですよね!?というワクワク感です。
ただし、表紙にもなっているサシャはお留守番。物語的には要でも、ストーリー的には出番無しも同然。留守中の店番でも良いところが無くて残念。続きを出す気マンマンの構成なので、次の機会に期待しましょう。
イラストもかなり良い感じですが、モノクロイラストでは網掛けとか点描とかこういうイラストでは普通に使うトーン処理もしておらず、柔らかな感じのカラーイラストに対してモノトーン画面がちょっと固くなっています。そのアンバランスが残念。最後の処理に一手間かけるだけでイメージががらりと変わると思うので、CGでカラーイラストを描く手間の何分の一かだけでもモノクロイラストにもかけて欲しいですね。
【魔法の材料ございます】【ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚】【葵東】【蔓木鋼音】【税金】【スフィンクス】【伝説の虚構】【食物連鎖】