本屋の妻から電話があって「セーフホールドセンシってやつの新刊が出てるけど買っとく?」と訊かれ、「買ってない。いらない」と返答をしたのに、実はしっかり買っているシリーズでした。いや、「××戦史」とか電話でいわれると、なんか大河ファンタジーみたいじゃないですか。今回は表紙もいまいちだし、初めてのシリーズなら手に取らないだろうけど、前巻がそれなりに面白かったから仕方がないじゃないか。
停滞させられていた文明を活性化させようというマーリンの介入は順調に進むが、一方でマーリンによって技術革新していくチャリス王国を叩き潰したい教会勢力は諸国に呼びかけ戦争準備を進めていく。
以上。
マーリンの介入が静かに始まりました。目立たないように、少しずつ文明に介入していくのですが、このあたりパイパーの『異世界の帝王』やパーネルの『デイヴィッド王の宇宙船』を思い出してニヤリとします。中世レベルの世界にいきなりオーバーテクノロジーを導入しようとしてもうまく行くはずがないのです(失敗の典型はマーク・トゥエインの『アーサー王宮廷のヤンキー』です)。発想の転換で、今あるものに改良を加えて一気に水準を跳ね上げるにはアイデアだけで十分面白くなります。火薬の配合割合、大砲の砲耳、帆走船の帆の張り方あたりは基本です。
確かに面白いし、文明介入モノが好きな人にはたまりませんが……それにしたって展開が遅すぎ。いや、確かに色々キャラの動きや各国の動向をしっかり描写してあって、それはそれで面白いけれど……話が全然進んでませんよ?
【オペレーション・アーク】【セーフホールド戦史】【デイヴィッド・ウェーバー】【ウスダヒロ】【義体】【植民惑星】【数字】【防諜】
停滞させられていた文明を活性化させようというマーリンの介入は順調に進むが、一方でマーリンによって技術革新していくチャリス王国を叩き潰したい教会勢力は諸国に呼びかけ戦争準備を進めていく。
以上。
マーリンの介入が静かに始まりました。目立たないように、少しずつ文明に介入していくのですが、このあたりパイパーの『異世界の帝王』やパーネルの『デイヴィッド王の宇宙船』を思い出してニヤリとします。中世レベルの世界にいきなりオーバーテクノロジーを導入しようとしてもうまく行くはずがないのです(失敗の典型はマーク・トゥエインの『アーサー王宮廷のヤンキー』です)。発想の転換で、今あるものに改良を加えて一気に水準を跳ね上げるにはアイデアだけで十分面白くなります。火薬の配合割合、大砲の砲耳、帆走船の帆の張り方あたりは基本です。
確かに面白いし、文明介入モノが好きな人にはたまりませんが……それにしたって展開が遅すぎ。いや、確かに色々キャラの動きや各国の動向をしっかり描写してあって、それはそれで面白いけれど……話が全然進んでませんよ?
【オペレーション・アーク】【セーフホールド戦史】【デイヴィッド・ウェーバー】【ウスダヒロ】【義体】【植民惑星】【数字】【防諜】