付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「空耳アワワ」 阿川佐和子

2010-01-28 | エッセー・人文・科学
「今どきの若い女の子は、すっごいすっごいを連発して、あいつら、バカか、死ね!」
 作家・阿川弘之の言葉。

 初出を調べようと思ったら、オンライン系書店でそこまで記載してある本屋が少なく苦労しましたがbk1にて発見。『婦人公論』に「ああだこうだ」のタイトルで連載されたエッセイからのより抜きだそうです。でも、考えてみれば、本が手元にあるんだから、開いた方が早かったよね。
 タレント阿川佐和子がアニサキスにやられたことから納豆の食べ方まで、日常のあれこれを思いつくままに書きつづったエッセイ集。『タモリ倶楽部』の「空耳アワー」をもじっただろうタイトルだろうけれど、もとが「ああだこうだ」ということを考えると案外とテキトーに決めている気がします。

 単行本が2005年で、この文庫が2008年。この人のエッセイを意識して読み始めたのは雑誌『LEE』に連載していた、檀ふみとの往復エッセイ『ああ言えばこう食う』から。この頃は「結婚適齢期をかなり過ぎてしまったけれど、やっぱり結婚したいよねえ~?」という雰囲気が漂っていたのに、この頃は「あれこれ困ったことが多いけれど、これってやっぱり老化なのかしら」という話が多いのでしょぼん。

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「ベン・トー5~北海道産炭火焼き秋鮭弁当285円」 アサウラ

2010-01-28 | 食・料理
『エロい女性を軽蔑する男がこの世のどこにいようか』

 スーパーマーケットの半額弁当を巡って夜ごと戦いを繰り広げる狼たちの物語、熱血武闘派弁当小説「ベン・トー」も5巻。超能力も拳法の奥義も出てこないのに、ここまで熱い闘いが繰り広げられるというのは不思議。『私闘学園』が好きで、メシの美味そうな話が好きな人には二重丸でお奨め。
 今回は合宿直後の帰省した実家での顛末から、動き始めた<ダンドーと猟犬群>との激闘、そしてあやめと洋の幼馴染みにして妹系アイドルの鬼灯ランの出現まで。名も分からない茶髪少女はあいかわらず強いなあ。こういう名も知らぬ男女がときには戦い、ときには協力する物語は好き。<氷結の魔女>と<オルトロス>沢桔姉妹のタックも熱い。エースのジョーとか普通に出てきそうです。
 しかし、カラー口絵のツインテールの美少女に「佐藤洋(主人公)」とか書いてあってびっくりしたけど、主人公が女装したとか性転換したとかではなく、単に写植ミスだった模様。これ、鬼灯ランでしょ?

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コメント (2)
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