街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

中津街道

2008-10-15 09:06:40 | 中津街道

 小犬丸付近で山国川は中津川とに分かれて行く。中津城の横を流れるのが中津川である。中津城の堀の一部分を形成したのであろう。写真で中津城の左手の木々が生い茂っている箇所がある。ここが今から目指すところ、汐湯である。
 とその前に、まだ寄りたいところがあるのでもう少し歩くことにした。少し下流を行く。すぐ傍は海だ。秋天の中、茫洋として海と空との境の区別がつかん。一遍に両方の風が顔に当り、心地いいことこの上ない。やはり歩くのはいいことである。
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中津街道

2008-10-15 07:31:24 | 中津街道


 佐井川を渡り、しばらく歩くと左斜め方向にヨシトミの文字が書かれた赤白のだんだら模様の煙突が見える。吉富製薬である。ここまで来ればもう中津は目の前にある。ただ山国川が前方を遮るのである。街道がとどのつまりとなったところに小犬丸渡しの立て看板があって、旅人はここから渡し舟で中津に渡ったということが判る。当然今はその様なものは無く、少し上流の山国橋を渡ればよい。
 ここから遠望するとご覧のように中津城の天守閣が抜きん出ている。奥平氏十万石の居城である。が、しかし、ここに写ってはならないものが写っているのである。それは天守閣で、中津城には天守は無かったのである。
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