街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

中津城の思い出

2008-10-23 09:04:27 | 自転車

 中津には思い出がある。小学校の修学旅行で別府一泊、その帰路に福沢諭吉宅に寄った。そのころなどはなにがなんだか判るわけもない。中津がどの付近にあるのかも知らなかった。ましてや興味など沸くわけもない。
 それがである。高校受験に合格し自転車を手に入れた。そう、十六の春である。昭和44年4月20日(西暦1969)。今から39年前自転車で中津城まで走ったのである。これがその時の記録である。ここから私の自転車旅行好きが芽生えたと言っていい。
 国道10号を往復するといっただけだ。道は現在も殆ど変ってはいない。
 そのときの光景など殆どと言っていいほど憶えてはおらんが、朝日に向って走っているのであまりにも眩しい。とそのなかに9600型(蒸気機関車)が逆光の中を貨物を牽引し、煙を吐いて軽やかに走る姿を見た。まさに目に焼き付くとはこのことであろう。
 中津城にはあまりにも早く着きすぎた。母が弁当を持たせてくれたので目の前の公園で食べ、登城してからすぐ帰路に着いた。(入場料は50円)
 街中をポタリングしてみようなどという気が起こらなかったのは今思えば至極残念である。
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中津街道

2008-10-23 08:21:05 | 中津街道

 石垣を曲がった途端、マドンナ・・・!しばらく時間が止まってしまった。
若い頃は私のマドンナであったろうが、今はどうだ。堂々たるものだ。・・・・もう何も言うまい。
 背景の木造三階建てが目を惹く。ただ惜しむらくは電信柱で、これはいただけない。
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中津街道

2008-10-23 08:11:59 | 中津街道

 汐湯の脱衣場から左手の階段をトントンと上ってゆくと木造のテラスが仕組まれている。この景観はそのテラスからのもので中津城の外堀にはみ出している。気候はいいものの流石に川から吹き上げてくる風は冷たい。それでも海水湯に浸かったからであろうか体が急激に冷めるということはない。ご覧のように左手にはマンションが建っている。それが写真に写らないように少し角度を変えて写したのである。生い茂る木々がそれらを隠してくれる。好都合にその端にきわどく立っている。

 両脇にある石垣は門を成した一部である。この画面の中央に石碑のようなものが建ち字が彫られている。「津中」「湯水海」とあり、この石碑からしてこの汐湯は長年の歴史がありそうだ。私はこの様なアングルが好きで、石垣の向うから日傘を差した和服の女性でも(かの「坊ちゃん」にでてくるマドンナのような)現れるのではないかと期待するのである。
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