旧暦八月十五日(本年 十月三日)
洒落たような詩(詩と言っていいのかな)を記しておかねば。
そう、これである。「月月に 月見る月は 多けれど 月見る月はこの月の月」
(読み人知らず)月の漢字が八回も出てくる。風情など全くもって無いのだが、納得してしまうという代物である。写真 右に小さな星が写る。これは木星である。
流石に夜半の明星である。月の明るさに負けてない。が、なにか罰悪そうである。
残念ながら餅つく兎は見えぬ。小さいときに月の模様が兎の餅つきに見えると言われたけれどそうは思わなかった。蟹の鋏にしか見えなかったのだが。
中国からは満月(十五夜)を翫でる習慣が渡ってきたが、日本人は十三夜をも翫でる習慣をつくった。望月よりも少し欠けている月のほうが風情があると感じたのであろうか。