足元の小川(側溝のほうが正しいかもしれぬが)を覗くと、おー メダカの学校だ。久しぶりに見るなと感心していると、傍らに丸いものが見える。
皆さん、既に頭から消えているかもしれないが、エスカルゴの代わりにと養殖されたあのジャンボタニシである。周りをよく見ると有る有る。あのピンク色の卵だ。細々と生きているのか、堂々と生きているのかは判らぬがこんなところにいるのである。
その横でメダカが人の気配を感じたのかスッスッと素早く移動している。じっとみつめてしまった。まだこんなところが残っていたのだな。
風を避ける所がない。コスモスが風に揺られて大空を舞っているように見えた。
風の動きを察していただければ幸いである。
ようやく道半ばである。といってもきついわけではない。