曳山が衆参する広場の喧騒から離れ道路に出てみると彩りも鮮やかに露店が並ぶ。曳山が全基集まる頃は身動き一つ出来ない状態になるのだろう。
祭り気分を少し味わった所で横にある石塚山古墳に行く。説明を読むと目を惹く一文がある。現存する三角縁神獣鏡が全部で八面出土、九州で最大、最古級、四世紀初頭、ここまで読めば「おっ」と思われる方が多かろう。ところが典型的な畿内型前方後円墳とある。ここで「おやっ」と思われる方もでてくるであろう。
この地はロマンある歴史の一行を明らかにすることが出来るような場所かもしれない。少し下れば磐井の君が逃げてきたと言われる京都平野がある。
私の部屋の前の朝顔は終わってしまった。しかも種が少なかった。花が付け根から落ちていて種になるべく子房が残らなかったのである。
夜来風雨声 花落知多少 の日があったのか、気温が上がらなかった所為もあるのかもしれないが。
妻の部屋の前に朝顔である。綺麗に咲いてくれている。最近夜の気温が下がり蕾が出来ても咲いてくれないと思っていたがまだもう少し楽しませてくれそうである。八月半ばから数えてもう二ヶ月になる。十二分に楽しませてくれた父の朝顔だった。
