筒の中に花弁が入り込んでいる。それとも雄しべが変化したのか。
中の状態である。昨年も出たが、この様なものは初めてである。
戸山原古墳の帰路である。陽に向わない、陽を嫌うのか、何故皆へそ曲がりなのだ。
一つくらい陽に向って咲いてもよさそうなものを。看板は陽に向っている。
種を反対にして蒔いたのか。しかもコスモスまでもがある。
「春に一粒の種を蒔き 秋に万果の実を収む・・・」
第一号開花から三日目 曜白の数は違えど同色である。
上手い具合に天に向って開花する蕾が出来ている。我輩は毎日が楽しみなのである。
読者諸氏には申し訳ないが。
８月１８日の開花
八方、六方でなく五方の曜白である。
読者諸氏には謝っておかねばならない。朝顔ばかりで申し訳ないと。９月１０月まで続くのではなかろうか。本来の主題は街道である。それが古墳ばかりになり、次は朝顔である。街道を歩いていて朝顔を見つけ、古墳に辿り着くなどと言った総ての思惑の叶えられるような所はないだろうな。
昨年のこの時期も「父の朝顔」でたいそう引き延ばしに引き伸ばしてきた。更には「肥後朝顔」でも引き伸ばしてきた。おー、そうだ。「肥後朝顔」なら日田往還であり、月岡、日岡、珍敷塚古墳もある。これなら総ての思惑に叶うというものだ。
聡明なる読者諸氏は「またか」と思われるだろう。我慢我慢、辛抱辛抱。こうご期待
五つの開花である。羽衣のほうはと言うと兆しさえ見えぬ。
咲かぬなら抜いてしまえ 咲かぬなら咲かせて見せよう 咲かぬなら咲くまで待とう
咲かせて見せようなどとは出来もしないので 待つしかなかろう。
