かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

仏陀を歩く

2011年10月11日 | Books
soccerball流石に、タジキスタンには、圧勝だった。それにしても、攻めっぱなしで、相手に一本もシュートを打たせない試合など初めて見た。本来、ここまで、差があるチームとは思えないのだが。



仏陀関連本をしつこく読んでいる。
本書は、かつて仏教南伝の本を読んだことがある白石さんの、インドの八大聖地の本。

遺跡の蘊蓄と、仏伝の蘊蓄が、ほどよくミックスされ、ひじょうに面白かった。
特に、仏跡発掘の歴史的な経緯がとても興味深かった。

ルンビニが、仏陀の誕生地と特定された直後の大谷探検隊のアショカ石柱での写真(明治36年)や、祇園精舎の場所が19世紀になって初めて特定された話や、サンカーシャの場所については、まだ議論があることなど、仏跡巡りをした者にとっては、わくわくする話が満載である。

コーサンビーを八大仏跡の一つとする考え方もあるそうで、ついでに寄ってこれたらよかったのにと思ったが、略図を見たら、アショカ王の石柱以外何もなさそう。
サンカーシャについては、やはり伝説と断定されている。仏陀が、祇園精舎を中心に布教活動したとすれば、あまりにもぽつんと離れている。では、何故ここが、八大聖地のひとつになったのか。

ちょっと古めにはなるが、仏跡巡りをする人には、是非お勧めしたい本。
コメント
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