かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ブッダの聖地

2011年10月17日 | Books
animal7仙台にパンダが来るという話が盛り上がっているようだ。仙台在住時代の住まいのすぐそばにある動物園だ。もし、パンダが来てくれたら、仙台に行った際は、立ち寄りたい。
実は、最初のパンダ(カンカンランラン)が上野に来た時、本動物園も候補地になった。気候が、パンダの故郷に近いということが理由だった。当時の仙台市民は、楽しみにしていたものだ。今回は、本当に実現するか。



本書の出現には、驚いた。ブッダの生涯についての本を読み漁っている中、本屋をぶらっとしていたら、前触れもなく、急に目の前に飛び出した感じ。
ちょっと高かったが、あまりにも私の興味にぴったりだったので、迷わずGET。
10/1に発売されたばかりだったから、出版されたことに気がつかなかったのだ。

著者は、スマナサーラ長老。スリランカ生まれの偉いお坊様だが、日本に留学され、日本語も可。2009年11月末から、12月初旬にかけて、約2週間かけて、八大仏蹟を回られた時の記録だ。
写真は豊富だし、仏蹟の説明も詳細だ。当然、お経に出て来る話も豊富に語られるし、原文と共に、和訳が紹介されるので、納得性が高い。

時期的にも、私が訪れた時の1年半前で、ほとんど違和感ない。
写真に映っている様子もほとんど私が訪れた時のと一緒。ルンビニーのマヤ堂の色だけ違う。1年半の間に塗り替えられたのだろう。
回られた期間もほぼ私と一緒だが、もちろん長老の方が充実した巡礼をされている。
今さらながら、見損なったものが多いことに気づかされる。

分厚いので、持ち運びには、適さないが、仏蹟を回られる予定の方は、事前に是非一読をお勧めしたい。本書にしか載っていない遺跡も多い。



長老のCDもついている。まだ、触りしか聞いていないが、ブッダがサールナートで初めて説法をしたと伝えられる場所に建てられた転法輪寺でなされた、長老の説法の様子を収めたものだ。
この写真は、私が、そのお寺を訪れた時のもの。

八大仏蹟を訪れる予定の方には、是非お勧めしたいし、原始仏教に興味のあるより広い層にもお勧めできるすばらしい本である。


コメント
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