インドの建築伝統

3月11日が来た。1年前の、myブログを見るとその混乱振りがわかるのだが、その後の展開（悪化）は、想定以上だった。
政治の混乱（ユーロ危機は余計だったが）、原発事故の拡大（原発に想定外は、あってはならない）、復興の遅れ（特に、東電（≒政府）のいい加減さには、呆れた）など、この1年は、残念な１年だった感が強い。
亡くなられた方々に、心からお悔み申し上げる。
今日の多くの特番で、まだ家に帰れない方々が、30万人以上いらっしゃると知った。凄い人数だ。原発の影響もあるのだが、これから取り戻していけるのか。次の１年で、将来の展望が開ける状況にはしていかなくてはならないと思う。
特に、自営の方々は、たいへんだということも、今日の特番で知った。
帰る家がない、仕事をする場所がない。この状況は、一刻も早く解消されなければならない。

今日はゴルフだった。天気が予想外に回復したのだが、スコアは？？
天気とスコアの相関分析の本が出たら売れる？



本書は、この前、トーハクに行った時、ショップで見つけた。
本シリーズは、アジアのものを他にも数冊持っていて、写真もすばらしいし、中の論文も充実している。

なぜか、島根県の写真財団の発行なのだが、並河さんという写真家が中心に編集されていたようで、並河さんが亡くなられて、本シリーズも終了した。今は、絶版になっている号もあるが、インドのは、売れ残っていたようだ。

一流どころが多くの論文を載せているが、写真は、並河さんのものが多い。

以前アジャンターの19窟の仏塔が、天井に接触しているかというご質問をいただいたことがあったが、あのまんだらの武澤さんも、寄稿されていて、氏も、『接触』しているかに見えるとコメントしている。1999年発行の本だが、古さは、感じない。

仏教、ヒンドゥ教、イスラム教、イギリス統治時代の建築について、ディープな分析がなさていて、その中には、えぇっという論文も載っていて、興味深い。そこまで、インド人は、考えていたのか？？ちょっと分析しすぎ？並河さんという方は、相当、この世界では、有名だったようだ。

地元の島根県の佐太神社もとりあげられている。

マニアックだが、この分野に興味のある人には、very own の論文が多く、お勧めできる。
でもやっぱりtooマニアック？