
今日は、故あって、湯島天神へ。シーズンなのか、出店いっぱい。

梅まつりは、2週前に終わっているのに、今満開?

天神様と言えば、梅だが、ここまで満開なのは初めて?

梅だらけ。

道理で、参拝客も多いはず。

紅白の梅が、美しい。

湯島から、突如銀座へ移動。ユニクロは開店したばかり。
のっぽビルで、最上階まで写せなかった。

銀座6丁目に行ったのは、このフェルメール光の王国展を見るため。
福岡さんという分子生物学者の方がフェルメールの全37昨品をリメイクした。
リメイクの意味が見るまでわからなかったが、作った当時の姿に戻すことが目的になっている。
だから、イメージよりも明るい感じで、違和感はある。
また、近くから見えるから、筆のタッチとかは、やはり複製。原画のデジタルデータを元に複製したというから、無理もない。
でも、これだけ並べると、何となくフェルメールの気持ちがわかるような気がする。
フェルメールは、貧乏なまま亡くなったと理解しているが、やはりパトロンはいた。そして、そのパトロンを描いたと思しき絵も存在するのだが、同じスタジオで、最新の小道具を背景に交えて、複数の絵を描いたということがわかる。そして、一点一点凝っている。
今の写真スタジオみたいな仕事もしていたのだろうか。
それにしても、複製画の展覧会なのに、こんなに人がいるとは。びっくり。

そのフェルメールのスタジオ?を再現したコーナーもあり、写真ももちろんとれる。あなたも、フェルメールの世界へ?

近くで、宮城県の物産コーナーがあった。ずんだ餅がメイン商品で、もちろんGET。

やなせたかしさんが、ずんだ餅の歌を作っていらっしゃったとは知らなかった。

そして、さらに、ホテルオークラへ移動。ロビーでは、さくらが満開!

林真理子さんの講演だった。
小説を書く時間というテーマだったが、当然?面白かった。
林さんは、3.11以降ボランティア活動に相当エネルギーを割いている。
では、本業は暇かというと、4本の小説を連載中という。その他に、いろんな団体で、指導的立場にあり、自ら、滅茶苦茶忙しい状況という。
本の売れ行きが極端に落ちていて、とんでもない状況にあるらしい。目についた本は、どんどん買っちゃう私から見ると信じられない感じだが、確かに本屋も空いているような気がする。だから、がんばらざるを得ないのだ。
小説家というのは、最初は、自分のことから書き始めるという。いわゆる私小説。そして、どんどん幅を広げていく。ところが、この幅の広げ方がたいへんだそうで、歴史、法務、医療、小説に取り上げたテーマについては、最先端の知識を得なければならず、そのために必要な時間や資金は、膨大なものになるという。自分が、小説を書くことを想像すれば、わかる。小説家を職業には絶対したくない。趣味だったら、いいけど。
小説家になるのに必要な素養は、林さんによれば①健康②書くのが早い③意地が悪い(批判的な考えができるの意?)④運という。
これには異論があると思うが、自立できている小説家は、そう多くないと思うし、普遍的な資質などはないかも。
人間としても、すばらしい人と思った。仕事と生活の両立も果たしている。
ということで、トリプルイベントで、充実した一日だった。時々、雨がぱらついたけど。