かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

セザンヌ展

2012年04月14日 | Culture・Arts

rain今日は、ずっと雨だった。最後の花見を楽しみにしていた向きには、残念な天気になってしまった。本当に、土曜日の天気は、最近、悪いことが多い。
私は、ゴルフの予定だったが、昨夜の内に、キャンセル。
一転、セザンヌ展に行った。



前、やはり、国立新美術館で開かれた、モネ展に行ったことがあるが、それと同じように、セザンヌの作品の全体がつかめるような展示。
セザンヌは、多作だから、相当見る機会があるが、こう整理していただくと、すっきり整理できる。受験勉強ではないので、整理する必要もないのだが。



初期の絵は、これがセザンヌ?という作品が並ぶが、その後は、定番の静物画、人物画、風景画が並ぶ。
超有名品が集まっている訳ではないが、ポイントポイントで、優品が展示されていて、セザンヌって何?って向きには、打ってつけの展示になっている。
晩年の作品が、風景画にしても、人物画にしても、将来につながるようなしっかりした作品で驚いた。モネ展の時は、流石に、歳をとってからの作品だなと感じたのだが。

特に風景画は、多く展示されていたような気がするのだが、この明るい陽射しがいい。
必ずしも、南仏時代の絵だけではないのだが、やっぱり絵は、見ていて和むものがいい。
セザンヌは、見てて、ほっとするというか、リラックスする感じがする。

この二品など、その典型。
上の風景画は、ワシントンDCのフィリップスコレクションのもの。
ワシントンDCに行った時、クリントンの財政難の一言により、国立美術館・博物館が全部クローズしたため、たまたま行ったプライベート美術館だが、ルノワールの絵に目が行って、本作品の記憶は、残念ながらない。たぶん、展示されていたのだろうが。ルノワールの派手さに、目を奪われた。
でも、こう見ると、すばらしい絵だ。
このような展覧会だと、絵の内容によって、筆使いが違うのもわかる。
印象派ファンであれば、言うまでもなく、マストだろう。

コメント
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