常栄寺は、ぼたもち寺と呼ばれている。
日蓮が、鎌倉の町を引き廻され、龍ノ口の処刑場へ送られる途中に、ここに住む老婆がもちをあげたという。毎年、9/12にぼたもち(牡丹餅)が振る舞われ、厄除けの「首つなぎぼたもち」といわれる。
八雲神社は、大町の鎮守。
安養院は、北条政子所縁のお寺。頼朝の冥福を祈るための長楽寺が元の寺だった。安養院は、政子の法名である。
1308年に建てられた宝篋印塔があるが、重要文化財に指定されている。
隣に、北条政子のお墓もあった。?他のお寺にもあったよね。
次に、行ったのは、安国論寺。ちょうど辻講釈の最中だった。
松葉カ谷(まつばがやつ)小庵の霊跡。ここで、日蓮聖人が、日本の安康と人々の幸せを祈って、北条時頼に建白した「立正安国論」を執筆した。
隣に御小庵がある。日蓮聖人は、立正安国論に反発した民衆に襲われ、松葉カ谷の法難と呼ばれている。
何故かサールナートの仏像をまねた石仏があった。ちょっと??
正岡子規は、ここで歌を読んでいる。
鎌倉の松葉が谷の道の辺に、法を説きたる日蓮大菩薩
小庵の裏の山からは、鎌倉の街を見下ろせる。鎌倉の街並みの向こうに、稲村ケ崎が見える。高いビルはなく、当時も似たような景色だったかもしれない。