かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

Let It Be 修復版

2024年05月07日 | The Beatles


今夜は、六本木ヒルズへ。



FM TOKYOの抽選で当たったLet It Be 修復版の上映会。
54年振りに作り直され、明日から、ディズニープラスで配信される。
その前のプロモーションも兼ねた上映会。

素晴らしかった。
音も画像もクリア、大迫力。
でも、オリジナルの良さ(明るすぎない色合い?)をしっかり残している。



冒頭、GET BACKと今回のリマスターを監督したピーター・ジャクソン監督とオリジナルのLET IT BEを制作したマイケル・リンゼイホッグの対談が入っているが、2人の制作に対する考え方がよくわかる。
その意図がしっかり反映された2作品になっている。



LET IT BEを映画館で見るのは、たぶん50数年振り。
たぶん初めて見たのは、中学の時の名画座で、全国回ってきた後のフィルムは、ズタズタだった。
劣化ではなく、フィルムが一部切り取られてつなぎ合わされたものだと思った。
スクリーンの大きさも、今日とは、比べものにならないぐらい、小さかった。

内容としては、解散直後に封切られたため、解散前の混乱を描いた暗い映画という印象だった。
その後、断片的に見たり、海賊盤DVDで見たりしたが、その印象は、変わらなかった。
他のビートルズの映画は、たびたびリバイバル上映されたが、LET IT BEは、ビートルズの4人の仲違いの映画とされ、ほぼ封印されてしまった。
GET BACKでそのイメージが覆され、めでたくLET IT BEも、きれいに作り直されたということだろう。

GET BACKを見てから、LET IT BEを見ると、演奏の部分の映像を最大限に取り入れ、ビートルズの最後の演奏を楽しんでもらえるよう、混乱の中で、最大限努力した結果であったことがわかる。
GET BACKでは、途中でカットされた演奏もフルレングスで収録されている。
当時は、それが、まとまりのない演奏として、低い評価を受けたのだが、そのような遊びの楽曲も交えながら、名曲が次々と生まれた。



上映前、みのさん、オカモトショウさん、藤本さんの3人のトークがあったが、それぞれ、世代もバックグラウンドも違い、いろんな思いで、この新しいLET IT BEを見られたことがわかる。
ただ、画面の美しさと音の迫力については、3人とも文句なしで、最新のテクノロジーを駆使した成果は明らか。

映画で見れたので、改めてディズニープラスで見る必要は、なくなったが、また、BDでも発売されることを期待したい。
コメント
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