かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

空海展

2024年05月14日 | Nara ( Japan )


今日は、昨日の荒天から一転、素晴らしい天気。
午前中仕事だったが、終わってから、奈良国立博物館で開催されている空海展へ。
生誕1250年という気合いの入った展覧会。
駆け足にはなってしまったが、見ることができて、良かった。
今日が、後期初日だったが、先週末に来て、前期展示を見てから、今日の後期の展示室を見る猛者もいるとのこと。
それほど、素晴らしい機会。

奈良の街は、外国人と修学旅行生が7割ぐらいだが、本展では、我々のような一般人が7割ぐらいだった。



仏像、絵画、書がバランス良く展示されている。
古いものが多く、国宝、重文がたくさん展示されている。
空海絡みは、これまでもたくさん見て来たつもりだったが初めて見るものも多い。
目玉は、神護寺の両界曼荼羅で、空海が実見した唯一の曼荼羅とも言われている。
修理後初公開であるが、かなり黒っぽくなってはいる。
ただ、素朴な感じが、オリジナルを思わせる。

ジャワ島で発掘された仏像も初めてだったが、これだけ揃って発掘されていたとは知らなかった。
顔の特徴は、南伝仏教だが、姿は、チベット仏教を思わせる。
エキゾチック。
日本で言えば、平安末期ぐらいのもの。
インドネシア国立中央博物館には行ったことがあるのだが、本仏像の記憶は、ない。
ボロブドールの仏頭は、展示されていたが、それも密教系だった。

書は、正直、前期展示の方が魅力的だが、それでも空海直筆のもの、請来したものが多数。
生涯をかけて、勉強し、記録に残した。



これは、写真撮影可の文殊菩薩像。
西安で発掘され、西安碑林博物館所蔵という。
碑林にも行ったのだが、本仏像は、展示されていなかった。



これは、展示の最後にあったフォトスポット。
この五智如來坐像は、5体揃ったものでは、最古のもので、展示されている仏像の中では、目玉の展示だった。
見事。

仏教に関心のある方は、是非。



まだ、あった。
取り壊しは、やめにしたのか?



富士山もまだ見えた。
富士吉田川からの入山規制が、発表されて、今年の富士登山は、どうなるのだろう。
昨年登っておいて良かった。
静岡側からだったけど。、
コメント
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