
今日も、日中バタバタで、夜は、朝日カルチャーセンター。
ビートルズシリーズの2回目で、早くも中期。
藤本さんと、鈴木惣一郎さんの対談。

前回配布されたディスコグラフィの表紙違い。
間違いがあって、一部内容に修正を入れたとのこと。

今日のお題は、コンボグループから、オーケストラサウンドへ。
とにかく、何もかもが、凄いスピードで、大きく変わった時期だった。
コンサートは、まだ、続けていたが、楽器は、エレキからアコギ、鍵盤楽器、シンセ、シタール……
曲も、ロックから、フォークロック、バラード、インド音楽、実験音楽……
姿形も、見分けがつかないぐらい変わった。
HELP!の時期、ジョンは、自分を"肥えたプレスリー"と呼んでいたが、本気でそう思っていて、曲も、より、深く、屈折した気持ちを歌った曲が増えてくる。
ポールは、バラードの名曲を立て続けに作るが、ミッシェルの曲のヒントは、チェット・アトキンスのトランボーンという、50年代の曲だったのだという。
どこがヒントになったのか、よくわからなかったが、そこが、ポールの天才的な才能なのだろう。
まさに、ラバーソウルから、大変化が始まるのだが、曲作りに時間をかけられた、リボルバー、サージェントにその傾向が激しい。
リボルバーから,エンジニアが、ジェフ・エメリックに変わったのも大きい。
サージェントは、初のコンセプトアルバムと言われるが、最初は、幼少期の思い出を歌った曲作りから始まっており、途中から、コンセプトアルバムというアイデアに変わって来たのだろう。
曲的には、リボルバーまでで,出尽くし感があったが、いろんな新たなエレメンツを加えることにより、革新を続けた。
1967年が、サマー・オブ・ラブのピークだったことも、大きい。
ただ、鈴木さんは、サイケ時代のビートルズは、後追いだったと見る。
インド音楽への傾倒が強まるのもこの時期だが、ブライアン・エプスタインが亡くなり、新たな心の拠り所を探していたということもできる。
特にジョージは、インドの精神性にのめり込んでいく。
MMTは、映像は、訳がわからなかったが、音楽は、素晴らしかった。
曲も、ややわかりやすいものが増えた。
ちなみに、藤本さんも、鈴木さんも、音楽的には、ポール派とのこと。
ただ、藤本さんは、総合点だとジョンかもしれないとのこと。
ジョージは、常に3番手ということで、自由にいろんなことに、チャレンジできたのではという。
それで、シタールや、シンセに挑戦し、その時は、ギター演奏から、一旦離れたが、ゲットバックセッションから、ギターに戻って、格段に腕を上げた。
最後に、今後のリリース予想の話になり、音源発掘シリーズは、2030年ぐらいまで続くのではと予想(次は、ラバーソウル? HELP!以前は、まとめて?)。
カーニバル・オブ・ライトという実験音楽のような作品があるそうで、そちらのリリースにも期待?
ということで、話が延びて、Q&Aコーナーは割愛。