鎌倉大町材木座シリーズも最終回。材木座海岸に出た。材木座は、由比ヶ浜と共に、幼少時代、親に連れてきてもらった海水浴場。滑川(なめりがわ)に流れてきた、ナマズや、フナを拾って、家に大事に持って帰ったことを覚えている。すぐ死んでしまったが。
逗子マリーナもすぐそこ。若いころは、この道をよく走ったなぁ。当時から、渋滞はひどかったけど。
そういえば、裏道マップという本が出て、重宝した。今もあるのかな?
最後に訪れたのは、光明寺。北条経時(つねとき)の帰依を受け、然阿良忠上人(ねんありょうちゅうしょうにん)が、1243年に開山した浄土宗の総本山。徳川家康も、浄土宗の関東のお寺の筆頭にした。
山門からして立派。鎌倉最大という。建長寺のも大きかったけど。
本堂の姿も美しい。中にも、自由に入れる。
桜に映えて、美しい。
鐘楼も立派。格の違いを感じさせる。
中には、庭園。記主庭園(きしゅていえん)と呼ばれ、小堀遠州作と言われる。季節には、古代蓮が花を咲かせるという。奥の建物は、大聖閣といい、ここで、食事をいただくことも可能らしい。
枯山水の庭は、三尊五祖の石庭と呼ばれる。
一番右から、逆時計回りで、釈尊、観音、弥陀、勢至、記主、鎮西、法然、善導となる。
三尊は、阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩になる。
五祖は、念仏を広めた五人であり、釈迦、善導、法然、鎮西、記主となる。
ということで、大町材木座の寺社巡りのラストにふさわしい、大きなお寺であった。
鎌倉のお寺は、派手さはないが、しっかりと歴史を伝えている。
これからも、鎌倉のお寺巡りを続けたい。