J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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バスケットボールリーグについて12

2010-10-30 10:31:45 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 津山でポスターを見かけたスサノオマジックなるbjチーム。年々増えていっているbjリーグ、確か3年後くらいにJBLと統合され、これから活性化していく日本バスケ界と、その中で近くの島根にbjチームが誕生するという朗報を聞いて、前から興味があり、そのうちここで紹介しようと思いつつ、ついにbjリーグの新シーズンが開幕してしまった次第。以下、紹介。
                               
 bjチーム・島根スサノオマジックは、2010年bjリーグ加盟。運営母体は㈱山陰スポーツネットワーク。中国地方初のプロバスケットボールチームであるとともに、山陰地方では初のプロリーグに所属するプロスポーツチーム。ホームタウンは、松江市・出雲市など出雲地方を中心とした島根県全域。
 チーム名は、出雲神話のヤマタノオロチ伝説に登場する「スサノオ(素戔嗚尊)」に、「魔法・魔術」を意味する「マジック」を組み合わせ、チームに出雲の神々の不思議な力が宿るイメージで名づけられました。

 ホームアリーナの松江市総合体育館の他、山陰地方のアリーナでもホームゲームを開催。松江は、全国に先駆けミニバスケが普及された土地であり、若年層における競技人口割合も全国屈指で、現在でもバスケが盛んな土地。インターハイや国体で好成績で「バスケ王国」と呼ばれた頃もあったとか。
 2000年代全国に広がった地域密着ブームの流れを受け、バスケで地域を盛り上げようと、'07年にbjリーグへの参加を表明、㈱島根スポーツ振興会を立ち上げて申請したが落選。'09年に再申請を行い、支援団体「島根県スポーツ地域振興推進会」が設立して、最後の懸念材料であった官民のサポートが受けられる事が決定。bjリーグ加盟および2010/11シーズンからのリーグ参加が正式決定。

 島根県スポーツ地域振興推進会なる組織があります。'09年7月にbjリーグ参入に向けて、地元行政および財界により結成された支援団体です。bjリーグについては、㈱島根スポーツ振興会が4月、リーグ運営会社に参入申請した際に、資本金や年間1億5000万円を見込む活動費の調達が不可欠となり、県の公募事業の採択を受けて、3年間の助成金支給決定と、企業など47団体がスポンサーに名乗りを上げたとか。
 この推進会では参加団体として19団体が参加し、bjリーグ参入後も支援に回り、県および松江市は支援事業として助成金を計上しているそうです。まさに三位一体での支援体制ができています。岡山は??

<主な構成団体>
島根県、松江市、出雲市、島根県体育協会、島根県バスケットボール協会、松江市バスケットボール協会、島根大学、島根経済同友会、松江商工会議所、出雲商工会議所、山陰中央新報、山陰中央テレビジョン放送、山陰放送、日本海テレビジョン放送、エフエム山陰など合計19団体

 試合会場であるホームアリーナを見てみました。これを見ると、うーんと唸ってしまいました。例えばJ2岡山はカンスタと津山だけですが、bj島根は何と8ケ所がホーム試合会場であり、隣県鳥取でも2ケ所あります。すごいな、うらやましいなと。確かにJリーグとbjリーグではルール等が違いますが、これを岡山に当てはめたらすごいなと勝手に想像してしまいました。 

<ホームアリーナ>
松江総合体育館(メイン)、島根県立浜山公園体育館、雲南市三刀屋文化体育館、島根県立体育館、鹿島総合体育館、益田市民体育館:以上島根県
鳥取県立鳥取産業体育館、どらドラパーク米子市民体育館:以上鳥取県

 実はbjリーグの開幕今シーズンは、他に2チームが新規参入しています。秋田ノーザンハピネッツ宮崎シャイニングサンズです。正直、その地区を代表する大都市ではありません。でもちゃんと参入されて運営されています。bjで他に注目するチームとしては、富山や滋賀、沖縄と地方都市が多いです。対照的にJリーグにあって、bjにない主な都市として、札幌、千葉、神奈川、名古屋、兵庫、広島など。こうして見ると、大都市に依存していない独特の文化がある事がよくわかります。
 bjリーグは現在16チームに増えています。面白いのが、Jリーグはやや関東に偏っている傾向が見受けられますが、bjリーグは東カンファレンスが7チーム対して、西カンファレンスは9チームと、西日本の方が盛り上がっているのです。来シーズンは岩手、千葉、横浜、長野の4チームが参入しそうです。その後も茨城、鹿児島、栃木、奈良と続々と参入を狙うところが続いています。茨城とかちょっと見てみたら、水戸ではなく、何と牛久市でした。やっぱbjは面白いなぁと思いました。

 頑張って欲しいですね、島根。先日の情報でbj高松が経営不振で岡山にも支援やブースター作りを模索しているという話を耳にしましたが、正直四国というのは距離を感じます。数年前に試合を桃アリに観に行った事がありますが、距離を感じました。個人的には、同じ中国地域という事で、高松よりは島根の方が親近感が強いです。これはレノファに対する感覚に似ているかもしれませんね。

 当ブログの持論としては、「岡山にbjリーグを」と唱える場合、岡山市ではなく、倉敷市にホームを置いて欲しいと思っています。桃アリや浦安など立派な会場がありますが、倉敷にbjができれば、「サッカーは岡山、バスケは倉敷」という事で、バランスが取れるのではと思っています。岡山にはファイサンズという強いチームがあると聞いています。数年後の日本バスケ界統一を睨んで、地元岡山にもそういう運動があってもいいと思います。以前にbjリーグは全都道府県にチームを置く構想を持っていると聞いているし、運営予算がJリーグよりも数段低いこのリーグでは可能だと思います。なので、どっちみち岡山県にもいつかバスケのプロチームができるはずです。

 もう一つ、島根県スポーツ地域振興推進会ですが、バスケ色が強く、サッカーのサの字も見当たりません。現在島根県にはヴォラドール松江デッツオーラ島根の2チームが中国リーグで頑張っています。ぜひ、島根のサッカー界もこういう機運を味方に頑張って欲しいと思います。機会があればbj島根の試合観に行きたいなぁ。
島根スサノマジック公式HP:http://www.susanoo-m.com/
島根スサノマジック公式ブログ:http://blog.livedoor.jp/shimane_bb/

コメント
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