生観戦レポです。
先日、笠岡体育館で開催された、岡山シーガルズ対ヴィクトリーナ姫路の女子バレー・第1回山陽ダービーの観戦に行ってきました。今月はとにかくサッカー以外のスポーツ観戦が多い。声かけしたところ、シマカズ氏、うろたんK氏が参戦。「岡山と思っていました」という熊氏は自宅でTV観戦。いつものように2号線から会場入りするが、早くも「満席」の看板があちこちに。誘導されるままに少し離れたJA直売所駐車場に駐車。そこから笠岡市のシャトルバスです。こういう移動は笠岡では初めてですね。
ほどなくして体育館に到着。入口付近はそれほど人込みは無し。時々試合会場でお会いしていた笠岡市の名物職員さんがスタグルテントにいるので、「売れていますか?」と声をかけるが・・・ まずは早々に入場して席取り。いくらか1階席空いていましたが、うろたん氏がいい席をキープしてもらっていました。再び少し体育館周辺をうろうろして、2Fにも行ってみる。トイレは2Fのみでした。知った顔はろんぱ氏や応援団・浅口に参加していた清氏くらい。issanも来ているはずだが、この日も会えず。
チャリティーマッチという事で、姫路さんは選手よりは現場フロント陣が有名どころばかり。GMは前全日本監督の真鍋さん(姫路が地元、現役時代に当時岡山の旭化成でプレー)、監督は元全日本セッターの竹下監督(ご主人はカープの江草選手。ちょっと監督の貫、いや風格も・・・)。バスケもそうですが、バレーも個人レベルでチームを作って持つという文化がありますね。だから監督の交代がなかなか起こらない。
姫路さんは「姫路から世界へ」でプロ化を意識したチームで今季からV2リーグへ参入(昨季は惜しくも参入できなかったのかな)。TV中継(小さく映っていました)では「日本初の女子プロバレーボールチーム」と紹介されていました。そうなん?という感じ。頼もしいじゃないですか。経験豊富なベテランを揃えているそうです。選手数の差が歴然。岡山の26人に対して姫路さんは15人。まぁ、まだ歴史が浅いクラブですから。それにしても26人の岡山は練習が窮屈そうでした。
選手入場でエスコートキッズは真備バレーボールスポ少(BCCジュニアカップ女子の部Aクラス優勝)など地元でバレーの子ども達。姫路さんに懐かしい顔。去年まで岡山にいた浅津選手がいました。試合開始して早くもざわついたのが、姫路さんの10番。ちょっとプレーのレベルが違いました。昨季のJTのエース(Vリーグサーブ賞受賞)だった金杉選手(№10)。この8月の新加入だそうでまだ若く、スパイクを打つ時に声出しがあるので目立っていました。とにかく躍動感がある。大阪選手とキャラが似ているような弾丸娘のようなイメージ。何と姫路さんでのデビュー戦になるとか。「岡山にもああいう選手が欲しいね」との声も。
先発は佐々木、磯部、宮下、金田、大楠、川島、楢崎の面々。少し落としてきたかなと。この日のMCのちょっとミスも見られるが、まあいいや。開始前に選手からサインボールの投げ込み。何と転がってきて、シマカズ氏がゲット。でも姫路の選手のもの。
試合ですが、いつもと微妙に顔ぶれが違うためか、岡山はコンビネーションがもう一つ。岡山の真骨頂である「拾うプレー」ができていない。でも、河本監督が相手にも気を使って、ぎりぎりの接戦を演出して最後に上位カテゴリの貫禄勝ちにもっていく展開を進めていたようにも見える。姫路さんはバックアタックが多かったですね。決して岡山ではやった事が無かったであろう、浅津選手のバックアタック。どうして河本監督はバックアタックをさせようとしないのか。選手ができないのか、戦術上の理由からか、よくわかりません。
渡辺選手(昨季新人王)が入ると、ちょっと盛り返しに来たのかと思う。西村選手(№10)はルーキーで、やはり若手を試しています。エース金田選手は相変わらず安定した決定力で、監督から褒められていました。ちなみに真鍋GMはメインスタンド冗談にある解説席に座っていました。金杉選手はパワフルだが、ちょっと粗削りという印象もあります。
佐々木選手は今後が期待される選手で、いずれは全日本に出したいと河本監督のコメントが紹介されていました。吉田副主将も途中でワンポイントで出場。見事得点を決めていました。
試合後の竹下監督のインタビューにも出てきましたが、姫路さんは「バックアタックにこだわっていきたい」と。バックアタックは岡山が全然できていない部分。さすがに世界を見据えているチームだと感心しました。ブロックが強いセッターという宮下選手、いいプレーを見せています。今シーズンのV1リーグは順位にかかわらず、V2との入れ替え戦は行われないようです。2019-20シーズンから導入されるとか。真鍋監督が岡山は選手層が豊富で、ミドルブロッカーが特に豊富と褒めていました。山口選手出ないかなぁと言っていましたが、確かに最近試合に出ているのを観た事が無い。
第3セットの23点のところで丸山選手登場。最後締めにかかったのかなと。渡辺選手は東日本大震災を経験しているそうです。その渡辺選手が最後を決めてくれました。2-1で岡山の勝利です。
試合後、募金活動があり、出口のところにズラッと両チームの選手が並びました。うろたんK氏のように、コインを小出しに入れていくが、途中で無くなり、目の前には募金箱を持った真鍋GM。五輪で何度となくTV画面で観てきた本物なので千円札を出すと、「そんなに、ありがとうございます」と言ってもらえる。銅メダリストだしまぁしょうがないかと。
我々の中では、いつの間にか山陽ダービーを「世界3大ダービー」と勝手に呼んでいました(笑)。ちばぎんカップを柏サポが「世界3大カップ」と20年以上呼び続けている倣い、ちばぎんカップのような存在になって欲しい気持ちも込めて。世界3大ダービーと呼び続けていたら、いつかメディアにそんな呼び方が紹介されるかもしれないという淡過ぎる期待もあり。
今回の姫路さんは格下扱いでしたが、姫路さんの将来へ向けた可能性を実は感じていました。いつか立場が逆転しているかもしれないと。何年か経ったら、向こうさんはV1の強豪に変貌しているかもしれませんよ。何しろ「姫路から世界へ」ですからね。おっと、そこも柏と同じだ。
さんデジ該当ページ:http://www.sanyonews.jp/article/793686/1/?rct=seagulls
先日27日、山陽ダービー第2戦が向こうの姫路で開催され、2-1で岡山が勝利し、第1回の優勝トロフィーを手にしたそうです。この時は高野選手と林選手が活躍したそうです。2会場合わせてファンら約2,600人が来場したそうで、この日も岡山大会に続き、両チームの選手で豪雨災害の募金活動が行われたそうです。
さんデジ該当ページ:http://www.sanyonews.jp/article/795934/1/?rct=okayama_sports
また、26日にジップアリーナで岡山に合宿で来ているドミニカとブルガリアの代表チームと親善試合が行われました。平日で19時までやっていたそうなので、行きたかったですがやはり仕事が終わらず残念。2試合とも引き分けだったそうです。
さんデジ該当ページ:http://www.sanyonews.jp/article/795314/1/?rct=okayama_sports