J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

頑張れ!オリンピック41

2021-05-27 00:01:20 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 ここ最近、緊急事態宣言の延長や、米国の日本への渡航中止勧告、代々木公園の大型五輪PV会場の設置計画など、次々とインパクトの強いニュースが続き、さぁ今日どれを出そうかと考えていました。一番最初は藤枝さんの素晴らしいシャレン事例もあったのですが、この朝日新聞さんのニュースは突き刺さりました。
 東京五輪の大型スポンサー(オフィシャルパートナー)である全国紙(新聞)が社説で五輪中止を呼び掛けているのです。メインスポンサーがスポンサードするイベントを糾弾するというのがかなり珍しいと思いますが、それ以上にこの問題は社会的、世界的に深刻化しているという事でしょうか。それがすぐに世界中のメディアが報道されたと聞き、また驚きです。本当にインパクトのあるニュースでした。
    
【東京五輪オフィシャルパートナー朝日新聞の「五輪中止呼び掛け」が世界各国で速報】
「世界各国のメディアは26日、東京五輪のオフィシャルパートナーである朝日新聞が同日付の社説で「中止の決断を首相に求める」と書いたことを受け、「五輪のオフィシャルパートナーである日本の主要紙が中止を呼び掛けた」と大きく報じた。」
「これまで世界の各メディアは日本国内で、東京五輪・パラリンピックの中止や延期を求める声が高まっていることは伝えていた。だが今回は東京五輪のオフィシャルパートナーである朝日新聞が中止を呼び掛けたことは強烈なインパクトがあったようだ。
 これからの時間帯、欧州や米国が朝を迎えると、さらにこの報道は拡散すると見られる。今後、東京五輪・パラリンピックの開催可否に関する世界の情勢やムードに影響を与えそうだ。」
引用:中日スポーツ

 帰宅時に早速朝日新聞を購入しました。辛辣でしたね。社説以外にも五輪記事が結構載っていました。東京都議選に絡む話題も出ていましたね。これから世界中でこの報道が拡散するとあります。どうなるんでしょうかね。個人的には米国が代表選手団を派遣するかどうかで決まるのではないかと思います。最大の五輪スポンサーである米国NBCも最近では開催についてポジティブな論調が続いているようですが、本当に今のままでいいのでしょうか。その社説を抜粋してリスペクトしてみましょう。
     
【夏の東京五輪 中止の決断を首相に求める】
「この夏にその東京で五輪・パラリンピックを開くことが理にかなうとはとても思えない。人々の当然の疑問や懸念に向き合おうともせず、突き進む政府、都、五輪関係者らに対する不信感と反発は広がるばかりだ。」
「冷静に、客観的に周囲の状況を見極め、今夏の開催の中止を決断するよう菅首相に求める。」
〔生命・健康が最優先〕
「恐れるのは、言うまでもない、健康への脅威だ。この先、感染の拡大が落ち着く保証はなく、むしろ変異株の出現で警戒の度は強まっている。」
「そこに選手と関係者で9万を超す人が入国する。無観客にしたとしても、ボランティアを含めると十数万規模の人間が集まり、活動し、終わればそれぞれの国や地元に戻る。世界からウィルスが入り込み、また各地に散っていく可能性が拭えない。」
〔「賭け」は許されない〕
「(選手や競技役員)以外の人たちについては自制に頼らざるを得ない部分が多い。遵守すべき行動ルールも詳細まで決まっておらず、このままではぶっつけ本番で大会を迎えることになる。」
「医療の逼迫に悩む東京近隣の各知事は、五輪関係者だからといって優遇することはできないと表明している。県民を守る首長として当然の判断だ。誰もが安全・安心を確信できる状況にはほど遠い。残念ながらそれが現実ではないか。」
〔憲章の理念はどこへ〕
「事前合宿地などに手を挙げた自治体が期待した、各国選手と住民との交流も難しい。憲章が空文化しているのは明らかではないか。人々が活動を制限され困難を強いられるなか、それでも五輪を開く意義はどこにあるのか。」
「そもそも五輪とは何か。社会に分断を残し、万人に祝福されない祭典を強行したとき、何を得て、何を失うのか。首相はよくよく考えねばならない。小池百合子都知事や橋本聖子会長ら組織委の幹部も同様である。」
引用:朝日新聞デジタル

 政府相手に結構辛辣でした。報道規制されるんじゃないかって心配するくらいに。「社説は、政府、都、組織委に説明するように重ねて訴えたが、腑に落ちる答えはなかった」とありますが、ここの社説で今回初めて主張した訳ではなく、前からいくらかされていたようですね。表現を一切ぼやかすことなく、「中止を決断するよう菅首相に求める」というのがかなりストレートです。とてもわかりやすいです。昔から朝日新聞はこういうスタンスのイメージがありますが、こういう姿勢も大切だと思います。逆のイメージがある読売新聞はどう書くのか気になるところ。
 個人的には2ケ月前のこのタイミングで、五輪開催の詳細な計画情報が出て来ない時点で論理破綻していると思っています。朝日新聞では「ぶっつけ本番」「賭け」と書かれていますが、社説にも書いていますが、世界中から入国してくる9万人の外国人でどう感染対策を図るのか不明。つまり行き当たりばったりで、何とかなるさという論法か。
 あと2か月、まだまだいろいろと動きが出るでしょう。この前のサンモニで、パリ・東京共催論とか出ていましたね。国連総長が戦時中宣言をして、賠償金を消し去るプランも出ていたし、毎日目が離せません。ふと、当ブログの最初の頃の論評に戻るのですが、もう1年延期はいかがでしょうか。もう1年あればワクチン接種もいくらか進んでいると思うし。
東京五輪開催問題関連: /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする