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選手・現場の声56

2022-05-21 00:47:32 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 当ブログでは2016年からVARについて取り上げはじめ、2022年の現在ではJ1や代表戦でVARの導入も落ち着いてきたという事でしょうか。当ブログとしては、その2016年の記事で、元々ラグビーやテニスで普通にやっているビデオ判定のやり方(チャレンジ制)を導入すべきという論調でした。
 サッカー界ではビデオ判定が導入されても、あくまで審判の名誉や判断ありきの考え方なんだなとずっと思っていました。VAR導入直前にはゴールライン・テクノロジーというのもありましたが、あれはどこに行ってしまったのでしょうか。そんな中で、定着したと思われていたVARですが、チャレンジ制が突如浮かび上がってきました。何度言いますが、当ブログでは最初からチャレンジ制推進派です。下のアーカイブをご覧ください。

VARへの批判は止まず…セリエAでチャレンジシステム導入の可能性 | footballista | フットボリスタ

VARへの批判は止まず…セリエAでチャレンジシステム導入の可能性 | footballista | フットボリスタ

 セリエAで、ビデオ判定のチャレンジシステムが将来的に導入される可能性が出てきた。レガ・セリエAのロレンツォ・カジーニ会長が示唆した。 セリエA会長が言及 カジーニ会...

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【VARへの批判は止まず…セリエAでチャレンジシステム導入の可能性】
〔セリエA会長が言及〕
「カジーニ会長は国営放送『RAI』のラジオ番組の取材を受け、VAR導入後も判定を巡って議論が絶えないことについて言及。
『VARが深く誤解されている。あれはビデオ検証ではないのだが、世論の間ではどうもそういう方向で理解されているようだ』と、VARルームでのレビューなどを巡っても批判が噴出する現状を憂いた後、『この実験段階においては改良のための議論がなされるべきだ』として『各チームに判定のチャレンジの権利を与える可能性について検討するのも正しいことだ』との構想を明らかにした。
 現在、プロテニスの試合では、判定が選手にとって不服だった場合にビデオ判定による再ジャッジを申し出る制度が確立されている。カジーニ会長はそれに倣って『試合中、一度か二度だけでも、プレーの場面のジャッジについて各チームに再検討を要請する権利を与えるのは、試合時間を複雑なものにしないという意味でも良いことだ』との考え方を示した。」
〔VAR導入後も続く誤審〕
「VAR導入後も論議は絶えず、特に今季は『レビューにも誤審がある』との批判も続出した。」
「ただし、チャレンジ制度の導入については否定的な見方も多い。『イタリアでは些細なコンタクトプレーでPKと判定するような、国外リーグとは逆の状況が起こっている。ここでチームにチャレンジの権限を与えるのは危険だ』とする意見や『VARルームで分析は済んでいるのでチャレンジ自体が無駄』という意見もメディアからは出ている。
 また、配信サービス『DAZN』でジャッジ解説を務める元審判のルカ・マレッリ氏は『新しいシステムの導入自体には常に賛成」としながらも『チャレンジを導入するには国際サッカー評議会の承認を得てプロトコルを変えなければならず、一国のサッカー連盟では無理。どのみち整えるとしても2023-24シーズン以降になるのではないか』との見方を示した。」

 このコラムでは、別のリプレイ映像で誤審が確認された2件の事例も挙げられていました。VARルームから再検証を求められながらも結論を変えなかったとか、不信感を思わせる主審の態度が紹介されていました。
 思うに、やはり、最後のジャッジの権利者は誰なのかという点が一番の課題だと思います。よくバレーでチャレンジが行われ、その場でビデオ判定でジャッジが下され、チーム側からはほとんど反発は出ません。これはジャッジの権利者がビデオ判定にあるからです。サッカーはどうでしょうか。主審はVARルームと無線でやり取りし、ピッチ横のモニターで確認しますが、最後のジャッジ権利者はあくまで主審。セリエAのようにVARの指摘をスルーして、自分のジャッジを押し通す事もできるし、どっちにも取れる微妙な判定も主審に判断をゆだねられる。すなわち、VARは権利が無い単なる参考資料になっていると思われます。
 日本ではまだセリエAほどの騒動にはなっていませんが、世界の潮流にそのうち巻き込まれていくかもしれません。FIFAやACLの流れで。過去にVARを導入した時と同じような流れで。3回目(しつこいな)で言いますが、当ブログはチャレンジ制導入賛成派です。
VAR等関連⑯:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210221
 〃     ⑮:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210214
 〃     ⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20201220
 〃     ⑬:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200209
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 〃     ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190511
 〃     ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190510
 〃     ⑦https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180830
 〃     ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180523
 〃     ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171115
 〃     ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171025
 〃     ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170428
 〃     ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161216
 〃     ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160912
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 


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