リスペクトコラムです。
発生から昨日で100日だそうです。ロシアのウクライナ侵攻が始まってから、もうそんなに経ちましたか。当ブログでも以前にJクラブの事例として取り上げています。一番力強く取り組んだのは湘南さんです。「ひまわりプロジェクト」として、ウクライナの国花であるひまわりの種を配布しながら募金活動をされましたが、今度は何と青と黄色のウクライナカラーのユニフォームを作ったという事。よく、ウクライナカラーのケーキとか、食べ物は観ましたが、Jクラブのユニフォームはビックリです。上から下までウクライナルックですね。さすが湘南さんです。
【5月3日 清水戦での「ひまわりユニフォーム」着用について】
「5月3日(火祝)に開催されます明治安田生命J1リーグ第11節 湘南ベルマーレvs清水エスパルス戦におきまして、湘南ベルマーレは『ひまわりユニフォーム』を着用して試合に臨みます。この『ひまわりユニフォーム』に込めた想いを、今一度、皆さまにお伝えさせていただきます。
今年3月、ウクライナの子どもたちへの人道支援活動『ひまわりプロジェクト』は、ウクライナの国花であるヒマワリの種を配り募金をお願いすることから始めました。今回は毎年恒例となっています『七夕ユニフォーム』をヒマワリが描かれたデザインのユニフォームとし、さらなる人道支援へのご支援を皆さまにお願いしております。このユニフォームへの想いはウクライナでの戦火が1日も早く終結することを願うものですが、ベルマーレとしてはもう一つの意味があります。
軍需工場の多かった平塚は1945年7月16日深夜から約100分間、B29の壮絶な爆撃を受け350人近い人々が亡くなり、8,000を超える家が焼失しました。空爆はホームタウンの大磯町から二宮町、そして小田原市までにおよび多くの被害を受けました。今、私たちがホームスタジアムとしているレモンガススタジアム平塚付近は空襲の標的の中心で多くの人が逃げまどったところでもあるのです。終戦後、戦災復興都市に指定された平塚市は多くの人々の汗で復興に目処をつけ、1950年7月『平塚復興まつり』が開催されます。そのお祭りは翌年から暗い過去を変えるために彦星と織姫の想いをかなえる『七夕まつり』と名前を変え現在に至っています。それはわずか80年ほど前に起きた惨事ですが、今の子どもたちは知りません。ウクライナと湘南、現在と過去。違いはありますが『戦争はいけない』というシンプルなメッセージは一緒です。ひまわりユニフォームを通じて、湘南の次の世代にそのメッセージを伝えることも市民に支えられたベルマーレの義務と認識しています。ご理解とご支援をよろしくお願いいたします。」
よく読むと、湘南さんの戦争に対する強い意志がにじみ出ています。平塚市は軍需工場があったために、多くの空襲被害があった地域で、ホームスタジアムはその中心地域だったとか。なので、ホームタウン住民は反戦の思いが特に強い様子。七夕祭りも元々は戦争復興の祭りだったとか。
よそのクラブは戦争反対の表明までの行動ですが、湘南さんは実際に目に見えて、ウクライナカラーをしっかり露出させて意思表明を行うインパクトが強い内容でした。よくスポーツで政治色を出すべきでないという意見もあるかもしれませんが、それを上回るようなメッセージが付いていました。そんな中の先日、IOCから驚くべき数字が発表しました。
【ロシアの侵攻で“51人のウクライナのアスリート死亡” IOC総会】
「IOC=国際オリンピック委員会の総会で、ロシアによる軍事侵攻によって、これまでに51人のウクライナのアスリートが死亡したとする報告がありました。これは20日、スイスのローザンヌで開かれたIOC総会の中で、ウクライナオリンピック委員会の会長で、陸上の棒高跳びの選手だったセルゲイ・ブブカ氏が明らかにしました。
ブブカ氏によりますと、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻によって、これまでに51人のウクライナのアスリートが死亡し、この中には新体操で将来有望とされていた10代の女子選手も含まれているとしています。」
ショッキングでしたね。かつての太平洋戦争でNPBの沢村賞になった沢村栄治選手が戦士されているのを思い出しました。今回のウクライナのアスリートの被害は数がもっと多いですが、残念なのは戦死だけではなく、戦火での被害で女性アスリートも犠牲になっている事。つまり普通に避難していて犠牲になっているという事実。
逆にロシア側も多くの兵士が犠牲になってますが、その中にもアスリートが含まれているのではないかと思ってみたり。そんな中で、世界中でウクライナを心配する人々に希望を与えるニュースが流れました。
【ウクライナ、W杯出場へあと1勝…スコットランドに3―1で勝利】
「サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会の欧州予選プレーオフ(PO)準決勝が1日、英国のグラスゴーで行われ、ウクライナ代表が3―1でスコットランド代表を破った。試合は当初、3月に開催予定だったがロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響で延期されていた。
ウクライナの選手はこの日、国旗を身にまとって入場。スタンドにはウクライナを応援するファンも数多く訪れた。試合は前半にウクライナがFWアンドリー・ヤルモレンコ選手のゴールで先制し、後半にも2点を奪って快勝。ウクライナのオレクサンドル・ペトラコフ監督は記者会見で、『祖国で自由のために戦っている人たちのためにプレーした。この勝利は彼らのものだ』と語った。
ウクライナは5日に英国のカーディフで行われるPO決勝のウェールズ戦に勝てば2006年ドイツ大会以来、2度目のW杯出場が決まる。」
ウクライナ代表については、W杯本戦の組み合わせが発表になった時に、予選待ちだがウクライナの名前があるじゃないかと当ブログも注目していました。ただ、その時は戦時中の国だし、試合も延期になっており、このまま対戦国の不戦勝になるのではないかと勝手に予想していましたが、そうではなかった。良かった。
PO決勝戦ですが相手のウエールズもやりにくいでしょうね。かつての天皇杯で、クラブ消滅が決まった旧横浜フリューゲルスが最後の公式戦として戦い、優勝までいった時の事を思い出しました。どっちのチームもベストを尽くしていい試合をお願いします。
スコットランド戦ですが、DAZNでやってましたね。明日の25時開始か・・・やべスタ終了の後か・・・生中継で観たいなぁ。
J1湘南関連:92|90|89|88|87|86|85|84|83|82|81|80|79|78|77|76|75|74|73|72|71|70|69|68|67|66|65|64|63|62|61|60|59|58|57|56|55|54|53|52|51|50|49|48|47|46|45|44|43|42|41|40|39|38|37|36|35|34|33|32|31|30|29|28|27|26|25|24|23|22|21|⑳|⑲|⑱|⑰|⑯|⑮|⑭|⑬|⑫|⑪|⑩|⑨|⑧|⑦|⑥|⑤|④|③|②|①
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