CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

いざ出陣

2005-06-01 00:15:23 | NHK大河ドラマ感想
ようやく見られました
色々あって、見損ねていたNHK大河ドラマ義経
いよいよ義経出陣の段であります

さて、その義経サイドの陽気さというか
あの出陣が言い渡された後の
郎党共のうれしがりかたが真剣に涙を誘われたのですが
その裏で、いや、この後の悲劇を思うと
その涙はますます増すばかりであります

さて、その義経のいたいけさが全て否定されたような今回
頼朝のステキさと、政治がよく見えて
またそこへ順応しむしろ力を伸ばしつつある政子の影
平塚殺しの一件については実に興味深いものでありました

抑止力のために殺す
政子がさらさらと解説しておりましたが
一つ見せしめを作ることで全体がひきしまるとは
前作というのは違う気がするが
去年の新撰組で土方が行ったのと同じ手法
ああ、なるほどと納得しつつも、明らかに近い将来滅ぶんだな
歴史達が物語っている気がせんでもないですが
それはさておき、実に明快でそこに順応する
優秀な武将が多いのもステキです
あそこで殺された平塚という人は
私のような人間に分かり易く説明するとオールドタイプだったのだ
エゴだよそれはとか言いながら死んでそうな気がするが
まぁ、それはおいて、ともかくそういうことだろう

で、当然その理を解く様が納得できない義経
色々思うところがあるんだが、流石
流浪の身を続けただけあって、ここ踏み越えたら殺されるフラグだ
うすうす感じ取るのか、危ういところでモゴモゴしてましたが
結局、座に召集されてあれこれとお話
ここで義経が説いた、清盛の国の形について
頼朝がにらみをきかせていたが、あれは清盛の肩を持ったことじゃなく
やはり、そういう家族的な中で育った義経への
妬みみたいなものだったのかしらと思います
あの一瞬の二人の挙動で
生い立ちのあまりの違いがよく見えた、素晴らしいカットだったと
勝手に合点です

で、渋々でもなくそれを承諾し
時間は経ち、名物倶利伽羅峠の牛追い祭(少し違う)にて
義仲がなんだか調子こいたところ
平家のヘタレっぷりが、凄く簡略化して流されてるのが
少々納得いかないけども、まぁ、仕方ないとして
惟盛の鳥や牛に負けた騒ぎは、他人事ながら
かわいそすぎると思いました
才覚が無かったんだろうね多分、よくわからんが運も無かったんだな
そういう具合です

わざとらしい理由つけの上京があいなって
いよいよ義経が出陣となりましたが
悲運の旅の始まり、出る前に

「都に先にはいるな」
「静観してろ」
「後がくるまで動くな」

これらの台詞の一つ一つと
今回の平塚殺しに見られた主命への絶対服従
がキーワードとなって、長い旅に出ることとなるんだねなんて
思ったりなんだったりしつつ
よくよく考えると
頼朝が一度でも都に来ていたら
こんなことにもならなかったのかしらとか
思ったり思わなかったりしつつ

来週も楽しみです
合戦はまだかしら、三郎の活躍はまだかしら