CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

陶磁器を探す旅~京都国立博物館~

2008-07-15 22:24:54 | 陶磁器を探す旅と名物
何度も訪っておりますが、またも行って参りました
京都国立博物館
だって二週に一回無料なんだもの

そんなわけで、のっぺりと行ってきたのでありました
もう、何度も見ているし、そうそう中身が変わらないと
わかってきた昨今でありましたが
今回は、目当てだった、陶磁器ではなく
屏風、書、仏像が大きく内容を変更していて
なかなか見応えがあったのであります

最近、あれこれと古美術関係に興味を示しておりますが
いかんせん学がないのでなんとも難しいのでありますが
書について、まずは感激

字の上手い下手というのを
美術として見られるかどうかというのは
一つ、見る側を試しているなと勝手に思っておるのですが
その領域に踏み込めたかどうか
書というのは、写しから始まるらしく
その整いっぷりとか、色々、余白の使い方に至る前まで
ただ、粛々と文字がつづられているというのが
ステキかどうかを見た次第、実際うまいなぁと思ったのであります
漫画の読み過ぎですが、やっぱり
トメ、ハネ、ハライがしっかりしている字は
見ていてかっこいいとつくづく思うところ
楷書とはまた違うとは思いますが
読める文字を、定型フォントのようにきっちりと書いてある姿に
感激を催した次第
書家についても、ちょっと勉強しようと思いました

また、屏風についても、狩野派のなんとかさんのを見て
ああ、やっぱり余白がうまいんだなぁと
構図の妙をそれなりに捕らえたりして楽しみ
仏像については、ちょっと前までお気に入りだった
像のまたがったなんとかの代わりに入っていた木造に
気を奪われたりと、なんだかんだ堪能

同時期に、藤原京の頃の考古物もあり
色々見ていたのでありますが、ともあれ
これらを全部コンプリートしてぇなぁと思うのでありました

前回と代わらない陶磁器でもありましたが
そこではやっぱり、天目の名品、鼈甲と禾目を見て
にやにやしっぱなしだったりと
相変わらず楽しかったのであります

そして、特別展でもないですが
琉球を中心とした工芸品、螺鈿物の展示がステキで
それを堪能した次第
螺鈿で吉祥文様を描くなんていう贅沢なそれこれとか
琉球ならでは、と言うほどか、ともあれ
文化を示す、栗鼠と葡萄図の螺鈿細工にため息を漏らして
最高だったのは、螺鈿で書をしてあるという
とんでもない逸品だったのでありますが
世の中には、凄いものがいっぱいあるのだと
またまた、新たに感激を覚えたのであります

どれくらいの頻度で中身が変更されているのか
よくわかりませんが
今後も、しっかりと見て、少しでもよいものを目に写したいと
つくづく思うのであります