醜聞の作法 作:佐藤 亜紀
面白い小説を読みました
小説というのは、色々な形態があるんだなと、
自分の文盲っぷりに呆れ返ったのでありますが、
この小説は、書簡のやりとりというものを下地にして、
粛々と話しが進んでいくというスタイルになっておりまして、
どうにも、こういう形式の小説ってのは、
随分と昔、中世ヨーロッパあたりでは、当たり前というか、
非常に流行った手法なんだそうでして、
正直、頭の悪いおいらでは、一回読んだだけだと、
よくわかんなかったのでありますが、
読み返してみて、なるほど、なんて
腑に落ちた感じを覚えて大変有意義でありました
大変よくできているというか、
すげぇ面白い作りの小説で、
小説内で繰り広げられる小説と、その小説の
もともとであるエピソードとが、
小説スタイルである書簡と、
本当の書簡とのやりとりを書きつづることで、
なんというか、どれが本当で嘘になるのか、
何が本当なのかという、この物語そのものが持つ、
テーマを思いっきり描ききっているというか
何書いてんだか、相変わらずわかりませんが、
何せ面白かったのでありました
複合するシナリオというか、
登場人物達それぞれの思惑と、
それを風刺した物語のやりとりが滑稽で、
また、本当に頭がよい、本当にスマートなそれとは何か、
そんなことがさらっと描かれているところが、
なるほど、
これこそが、醜聞の作法なんだなと、
題名のそれに気付かされるのでありました
痴情のもつれみたいな下劣なそれと、
浅はかな貴族夫人のお優しきお心と、
巻き込まれる下々のものと、
ランチキで、どうしようもない世間
そういうのが、とてもうまくまとめられていて、
ほとんどの本を二回も読んだことなかったおいらが、
読み返して、理解を欲したりして、
大変、読書の楽しみを広げてもらったとか、
そんなことを思わされた、
すげぇ面白い小説でありました
これはアタリだったように思われるのです
面白い小説を読みました
小説というのは、色々な形態があるんだなと、
自分の文盲っぷりに呆れ返ったのでありますが、
この小説は、書簡のやりとりというものを下地にして、
粛々と話しが進んでいくというスタイルになっておりまして、
どうにも、こういう形式の小説ってのは、
随分と昔、中世ヨーロッパあたりでは、当たり前というか、
非常に流行った手法なんだそうでして、
正直、頭の悪いおいらでは、一回読んだだけだと、
よくわかんなかったのでありますが、
読み返してみて、なるほど、なんて
腑に落ちた感じを覚えて大変有意義でありました
大変よくできているというか、
すげぇ面白い作りの小説で、
小説内で繰り広げられる小説と、その小説の
もともとであるエピソードとが、
小説スタイルである書簡と、
本当の書簡とのやりとりを書きつづることで、
なんというか、どれが本当で嘘になるのか、
何が本当なのかという、この物語そのものが持つ、
テーマを思いっきり描ききっているというか
何書いてんだか、相変わらずわかりませんが、
何せ面白かったのでありました
複合するシナリオというか、
登場人物達それぞれの思惑と、
それを風刺した物語のやりとりが滑稽で、
また、本当に頭がよい、本当にスマートなそれとは何か、
そんなことがさらっと描かれているところが、
なるほど、
これこそが、醜聞の作法なんだなと、
題名のそれに気付かされるのでありました
痴情のもつれみたいな下劣なそれと、
浅はかな貴族夫人のお優しきお心と、
巻き込まれる下々のものと、
ランチキで、どうしようもない世間
そういうのが、とてもうまくまとめられていて、
ほとんどの本を二回も読んだことなかったおいらが、
読み返して、理解を欲したりして、
大変、読書の楽しみを広げてもらったとか、
そんなことを思わされた、
すげぇ面白い小説でありました
これはアタリだったように思われるのです