CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

映画 テルマエ・ロマエ

2012-05-22 00:13:02 | ドラマ映画テレビ感想
久しぶりに映画を見てきたのでありました
なんだかんだ、いつも邦画しか見ないという
なかなか偏った映画見をしているのですが、
今回はその中にしては話題作であります
同名のマンガの実写化と、もう悪い予感しかしないような
そんな具合でありましたが、
キャストに意気込みというか、並々ならぬものを感じたため
ついつい見たくなって、いてもたってもといったところ
実際、その期待を裏切らない
すばらしく、どうでもよいお話で、ほのぼの楽しめたのであります

原作マンガも少しだけ見たというか
一巻くらいは読んだように思うのですが、
そのあたりの有名エピソードがえり抜きされていて、
映画前半は、マンガの選り抜き話を数話、15分のオムニバスといったところ、
なんというか、ああいうジャンルの、ああいう枠のドラマとか、
一時期深夜枠で流行ったよなとか思うところ
そんな感じでありました、

そのオムニバスを無理やりつなげているというか、
原作1話を綺麗に消化していくと
やっぱり凄く短くなるわけで、マンガ特有の
読んだあとの余韻みたいなのを味わう前に
次の話に進んでしまっていたのが、少々残念でありました
ただ、それでも、マンガの再現度というか、
平たい顔族については、恐ろしいほどの役者陣
いや、素人さんなんだろうかな、
凄い一般人という雰囲気の人々が集まっていて、
それだけで見る価値があったように思うところであります

一応映画だからということなのか、
大筋で大きな話もあったりして、それがてっきり
ローマ滅亡にかかわるのかと思ってましたが、
時代的にそんなでもないらしく、
なんというか、別にその説明台詞ばっかりで進む
無理やりなストーリーは必要だったんだろうかと
ちょっとだけ不安というか、不審を覚えてしまったのですが
そんなのはどうでもよく、前半のローマ人が、
現代文明に気圧されるというそのギャグを、
阿部さんがただただ熱演しているというのを
微笑ましく見守るといった内容でありました
あれは、映画館で見る価値がないとかいう人もいるでありましょうが、
映画館で、みんなで笑ってみるというのが
正解じゃないかしらとも、一人暮らしだと思うのであります

散文的な感想でありますが、
存外、顔が濃いとして選ばれた役者さんの顔は
そこまで濃くないという衝撃的事実を発見というか、
やっぱり平たい顔族なんだなぁと認識させられたのが一つと、

市村正親さんの演技が、抜群に上手すぎて怖いというか、
あの衣装と、あの演技は、もう、そういう演劇を見せてくれてるとしか
思えないといった様相で大変ステキでありました
市村さんと、北村さんの演技が飛びぬけて演劇だったのが
ステキすぎてたまらんかったのであります

そんなわけで、ゆっくり肩の力を抜いて、
ぼけーっと見ていると、微笑ましく、
素直に笑って楽しめる、ステキな映画だったと思うのでありますとさ