CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

名古屋骨董祭

2012-05-07 22:33:35 | 陶磁器を探す旅と名物
名古屋骨董祭という催しが、
名古屋市は、吹上ホールで行われていましたので
ひょっこり見てきたのでありました
いや、大型連休ということもあってか、
ものすごい人の入りで驚きました、
本当、ジジババは骨董好きすぎるだろう(俺もなぁ)

骨董市については、京都での大アンティークフェアくらいしか
行ったことなかったわけでありますが、
名古屋のそれは、そっから比べるとやや小さい
でも、非常に濃厚というか、やはり、あの骨董独特の
胡散臭さといいますか、あれこれが目に見え、肌で触れられる
ステキなものでありました
出ている業者さんが、名古屋近郊というのもあるんでしょうが、
値段の攻防が、京都のそれとはだいぶ違うなぁと
言葉では言い表しにくいですが、
商魂たくましいそれとはまったく別の、名古屋っぽい値切り合戦といいますか、
いい塩梅で、名古屋のおばちゃん怖いなぁという
それこれを見てきて、郷里に心を癒したものであります

さて、骨董として何かよいものがあったかという点ですが、
残念ながらというか、見ていたら面白いものは多いものの、
これがほしいというほどのそれは見つからず、
やっぱり骨董までいってしまうと、
自分の趣味とは異なってくるのかなぁと
思いを新たにするのでありました
確かに、いいなと思わせる茶器がいくつか見られるのですが、
いかんせん、よいと思えば高価い、
それだったら、新作で程よい身元のものも買えるよなぁと
そうなってしまうと、骨董のなんたるかから始まってしまい
残念であるところですが、
まだまだ、使うということを前提にあれこれ考えているからか、
骨董とはなじんでいないという思いを強くしたのであります

それでも、よいものに触れるというか、
凄い値段をつけているものを楽しめるという意味では
大変興味深いところでありまして、
胡散臭さ満載のそれこれもさることながら、
実際によいもの、なかなか手に入らないもの、
なによりも、アウトレットめいた、
ちょっと規格から外れているから、ある意味で外道ながら
身持ちというか、つくりは実にしっかりしていると
そういうものがいくつか見られて満足、
特に漆器にそういうものが多かったんですが、
相場で8~10万というところで、蒔絵の棗が手に入りますが、
骨董品と中古品の間くらいの商品が
まぁ、やっぱり、その値段で売られている、
そして、おそらくはその値段よりも高価であろうとも思う
けど、趣が、本当のそれからは少し外れている
いいなぁ
そんな感じなのでありますが、
じゃあ、ぽんと即決10万円というわけには
なかなかならないものでありまして、
やきもきしつつ、漆器を眺めて過ごしたのであります

その他は、割と面白げな仏像なんかも多くて、
あれはあれで面白そうだよなと、よからぬ欲も膨らませたのであります
楽しかったのでよかった
その一事につきますが、なかなか、骨董は業が深く
奥も深いそれであります