随想 春夏秋冬 著:宮城谷 昌光
エッセーというと軽すぎる、
内容は氏の語りでもあるのだけど、随筆と堅苦しくもない
ほどほどに内面と、それまでと、これからを語った内容でありました
興味深い内容で面白かった
ちょっと怪談めいたといったらいいか、
不思議な体験の話もあったりして、朴訥とした雰囲気なのに
短い中に、体験と思ったところが素直に書かれているようで
さらさらと読めるのであります
前にも、カメラの話の随筆を読んでいたので
その時に知ったかもしれないのだけども
氏は愛知県、蒲郡のあたりの出身だそうで、
その後、紆余曲折があって、常滑あたりを贔屓にしていたというところが
地元に近いこともあり面白く読めた部分であります
吉良、西尾、常滑とゆっくり西へとくる道行と
その途中のそれこれについての描写が好きというか、
自分がよく通った道と逆方向だけども面白くて
親近感を覚えたのでありました
また、小説家というものは陶磁器を知らないといけないとか、
なんか、思ったことを教条のようにルールとして
意味ではなく事実から追っていくという姿が
愚直で面白く、えらい魅力的に見えたのであります
その教条から、陶磁器を勉強しだして
もうひとつぴんと来てなかった或るとき
信楽を見て、衝撃を受けたという話が凄い好きで
そうそう、陶磁器を好きになるって
そんな感じだったと、これまた、変に自分と似たと思いこんでしまいそうな
その楽しさ、心躍った姿が見えるようで
いいお話だと感じたのであります
そんなわけで、愛知県の話と陶磁器の話と
自分が好きなところばっかり読んでしまったのでありまして
もっと小説に関してというか、出掛けの頃の苦労話とか
そちらも興味深くて面白かった一冊でありました
いい本だった
エッセーというと軽すぎる、
内容は氏の語りでもあるのだけど、随筆と堅苦しくもない
ほどほどに内面と、それまでと、これからを語った内容でありました
興味深い内容で面白かった
ちょっと怪談めいたといったらいいか、
不思議な体験の話もあったりして、朴訥とした雰囲気なのに
短い中に、体験と思ったところが素直に書かれているようで
さらさらと読めるのであります
前にも、カメラの話の随筆を読んでいたので
その時に知ったかもしれないのだけども
氏は愛知県、蒲郡のあたりの出身だそうで、
その後、紆余曲折があって、常滑あたりを贔屓にしていたというところが
地元に近いこともあり面白く読めた部分であります
吉良、西尾、常滑とゆっくり西へとくる道行と
その途中のそれこれについての描写が好きというか、
自分がよく通った道と逆方向だけども面白くて
親近感を覚えたのでありました
また、小説家というものは陶磁器を知らないといけないとか、
なんか、思ったことを教条のようにルールとして
意味ではなく事実から追っていくという姿が
愚直で面白く、えらい魅力的に見えたのであります
その教条から、陶磁器を勉強しだして
もうひとつぴんと来てなかった或るとき
信楽を見て、衝撃を受けたという話が凄い好きで
そうそう、陶磁器を好きになるって
そんな感じだったと、これまた、変に自分と似たと思いこんでしまいそうな
その楽しさ、心躍った姿が見えるようで
いいお話だと感じたのであります
そんなわけで、愛知県の話と陶磁器の話と
自分が好きなところばっかり読んでしまったのでありまして
もっと小説に関してというか、出掛けの頃の苦労話とか
そちらも興味深くて面白かった一冊でありました
いい本だった