CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】野食ハンターの七転八倒日記

2020-05-11 21:15:46 | 読書感想文とか読み物レビウー
野食ハンターの七転八倒日記  著:茸本朗

野食という、ジビエとかかっこいいのじゃない、
本当にそこらにあるものを拾い食いするという
なかなかサバイバーな体験をつづった日記でありました
おそらくは、ネットで公開してんでしょうが、
失敗談が受けたということから、
そういうものを集めた非常に面白い読み物だったわけだけども
読み終わってみると、

セミは食べても大丈夫そうだ

となった本でありました
それ以外にもいろいろあったけど、一番簡単かつおいしそうな評価だったのが
セミだったので、今年の夏わ…、いやいや
とか考えてしまう本でありました

拾い食いというと残念な感じでありますが、
そこらに生えているキノコをとってきたり、
そこらで釣った魚を食べてみたりと
まぁ、そういうことも含めつつ、
野生に生えているニラを集める話だとか、
あれこれ面白いというか、興味深いところが多くて
読みごたえがある、
在所が関東なので、そちら方面ばっかりでありましたが
ひょっとしなくても、関西のそこらでも
いろいろあるんだろうなとなんとなし思うのであるが、
キノコはそこらの公園とかで、あんまり見たことないなぁとも
考えたりするのである
アミガサダケは、見つけたら捕獲してもよいのかも

と、そういう素人が危険きわまりないことをして
大丈夫なのか、一種不安にかられるものの、
そういう試しもしようと思わない物体にも言及されていて
どぶ臭いが極まりすぎて、アスファルトみたいなにおいがする
汚染排水で育った鯉の話だとか、
噂に聞く、バラムツは食べすぎると社会的に死ぬ話だとか
このあたりは、鉄板ネタというやつなんだろうと思いつつも
笑いながら読めたのでありました
面白かったけど、絶対まねしたくないなぁ
でも、人間が消化できない油って
意外と多そうだとも思ったりする

動物性たんぱくの摂取については、
アナグマがおいしいというのが白眉でありまして、
アナグマ、ハクビシンなんて生き物は
害獣以外の何物でもないと思っていたが、
捕まえたら食ってしまえばいいのかと思うと、
なんというか、狩猟する気持ちがわいてきそうな感じでありました
まぁ、裁くのがめんどうだろうとは
想像に難くないのだけどもね

と、そんなわけで、拾い食いはしたらダメだなと思いつつも
セミについてだけは、真剣に食べてみることを検討してしまいそうだと
感じた次第でありましたとさ
かつて、昆虫研に在籍してたおりには、
セミの腹肉をアシナガバチの餌にしていましたが、
あれ、人間でも食えるのかと思うと
なんとも、考えさせられるのでありました
自分で手入れするのが面倒だけど、
から向きって簡単なのかしらね