CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】「暗号貨幣」(クリプトキャッシュ)が世界を変える!

2020-05-25 20:56:26 | 読書感想文とか読み物レビウー
「暗号貨幣」(クリプトキャッシュ)が世界を変える!  
著:中村 宇利

ブロックチェーンを使った仮想通貨の次を担う、
安全で強力な通貨技術が暗号貨幣だ
というお話だったと思っているんだが、
読んでいて、いまいちよくわからんというか、
気付いたら、暗号技術の話になっていたりして
通貨の話だったか、経済の話だったか、
そもそも、なんだったっけと思うような本でありました

ブロックチェーンには技術的な問題が存在するという指摘があり
これが、今も解決されていないのかどうか、
そのあたり調べていないのでわからないけども、
確かに、マイニングというのに限界が来ているという話は
どっかで聞いたという感じなので、どうかなと思ってしまうところ
数のゲームで、悪意ある人が多数を占めたときに崩壊するとか
なかなか面白い指摘があったので、
それはそれで興味深いというか、
そういう映画を見たいなぁという感想を抱いてしまったのだが、
技術的な問題部分は大変面白いのであります

で、その欠陥を補ってあまりあるのが、
暗号貨幣という考え方とシステムでというところなんだが、
それを用いた何かが示されるかと思ったけども、
そのあたりはよくわからないまま終わってしまい、
結局何がよいのか、クリプトキャッシュという概念が発生したと
それだけ覚えておいたらいいのかなと
それくらいしか読み解けなかったのでありますが、
信用のおけるものとして、新たな技術創出がなされつつあると
そういうことではないかと思ったのでありました

最終的には、このキャッシュ自体が、様々な意味というか役割を持つようになり
車の鍵や、家の鍵のような役割を通過のような価値を保有しつつ
仕組みも持つという、説明しづらいが、なんとなくSF世界っぽい
夢のある話があって、面白かったのでありました

円という、なんか異様に強い地方通貨が存在する以上、
日本ではなかなか難しいんだろうなと思ったりするが、
なんとかポイント系もはびこっている現状を考えると、
案外、垣根は低いのかもと思ってしまったりである

なんとなく、日本人は感覚で信用というものの輪郭を
ちゃんと捉えているような気がしてしまう
文字通り信用できるかどうか、それが円というものなんだと
思わされたというメモを置く