しょっぱいドライブ 作:大道珠貴
芥川賞受賞作品ですが、そんなに暗くなかった(偏見)
根深いものを描いたというよりは、
どこか覚えがあるとまで言わないけど、そういうことあるな、
そんなふわっとした感情の機微というか、
人生の瑣末について描いていて、楽しかったように思う
善悪とかいう話でもなく、ただ、平生生きていて、
そこらに落ちていそうな、あーでもないこーでもないといった
益体のない思いなんかを独白と、実際の態度と織り交ぜて書いてあって、
なんというか、よくよく気の抜けた物語でありました
展開というか、話の筋は、結構衝撃的といっていいのではないか、
投げやりでもないが、若い女が、しょーもない男と寝るという話なんだけども、
このしょーもない男のありようであったり、
若い女の考え方であったりが、
まったく劇的ではないというのが面白くて、
そこらへんに落ちてそうな物語という体が楽しめた
表題作はそんな感じで、ほか二編あるんだが、
どちらも、同じような雰囲気で、書いてあることはまったく違うんだが、
どっか地続きといっていいのか、投げやりとは違うけど、
劇的さをというのを一切放棄したかのようなやりとりと
物語が面白いと感じたのでありました
人生の起伏とかいうのは、こういうことかとも
思わせる感じがステキと
読み終わって思うところでありました
このなんてことないのを読ませる力というのが
受賞の源泉なんだろうか、あるいは、
受賞したという事実に目が曇ってんだろうか
芥川賞受賞作品ですが、そんなに暗くなかった(偏見)
根深いものを描いたというよりは、
どこか覚えがあるとまで言わないけど、そういうことあるな、
そんなふわっとした感情の機微というか、
人生の瑣末について描いていて、楽しかったように思う
善悪とかいう話でもなく、ただ、平生生きていて、
そこらに落ちていそうな、あーでもないこーでもないといった
益体のない思いなんかを独白と、実際の態度と織り交ぜて書いてあって、
なんというか、よくよく気の抜けた物語でありました
展開というか、話の筋は、結構衝撃的といっていいのではないか、
投げやりでもないが、若い女が、しょーもない男と寝るという話なんだけども、
このしょーもない男のありようであったり、
若い女の考え方であったりが、
まったく劇的ではないというのが面白くて、
そこらへんに落ちてそうな物語という体が楽しめた
表題作はそんな感じで、ほか二編あるんだが、
どちらも、同じような雰囲気で、書いてあることはまったく違うんだが、
どっか地続きといっていいのか、投げやりとは違うけど、
劇的さをというのを一切放棄したかのようなやりとりと
物語が面白いと感じたのでありました
人生の起伏とかいうのは、こういうことかとも
思わせる感じがステキと
読み終わって思うところでありました
このなんてことないのを読ませる力というのが
受賞の源泉なんだろうか、あるいは、
受賞したという事実に目が曇ってんだろうか