空中ブランコ 作:奥田英朗
連作短編でありました
ちょっと変わった精神科医にお世話になる人々と、
精神科医とのドタバタコメディといった感じで、
鬱病の初期症状的な内容から、それを吹っ飛ばそうといった感じの物語が
読んでいてほほえましかったのでありました
実際は、なかなかこうはならないんだろうけど
コメディと思って読むと、味わい深いというか
自分が、この辛いほうの立場の人ではないからかなぁとも思ったりする
話はどれもこれも、なかなか面白いというか、
そういう気落ちのような、精神的な不安定を呼び込むこと
多々あるなぁと共感しつつ、それを、かなり力ずくというか、
強引に解消してしく精神科医の行動と言動が面白い
こういうセラピーの形があってもいいというか、
どっちがセラピーにかかってたんだろうかと
ちょっと思わなくもないくらいが、ドタバタしてて楽しいのでありました
この物語のように、簡単にいくはずもない、
人間の心は複雑で繊細なものだなぁと思いつつも、
こうやって、そんな悩みが吹っ飛ばされるような体験があれば
楽しいことこのうえなかろうと思ったのでありました
それにしても、一緒に出てくる
やたら妖艶なナースが、結局思わせぶりなだけで、
なんもないのが、なんというか、生煮えというか、おあずけというか、
もんもんとさせられてしまった
そもそも、この医者も、なんであんなにビタミン注射が好きなのか
そこは説明なしのままかよ、と、色々どうでもいいところが気になって
消化不良な印象が残ってしまった
でも、そこまで含めて面白いからいいのかもしれない
精神の不調からくる、全体的な破滅というかほころびみたいなのが、
優しく癒されるような印象があって、いい読後感でありました
ちょっと気弱になってるときに読むとさらに効く気がするなぁ
連作短編でありました
ちょっと変わった精神科医にお世話になる人々と、
精神科医とのドタバタコメディといった感じで、
鬱病の初期症状的な内容から、それを吹っ飛ばそうといった感じの物語が
読んでいてほほえましかったのでありました
実際は、なかなかこうはならないんだろうけど
コメディと思って読むと、味わい深いというか
自分が、この辛いほうの立場の人ではないからかなぁとも思ったりする
話はどれもこれも、なかなか面白いというか、
そういう気落ちのような、精神的な不安定を呼び込むこと
多々あるなぁと共感しつつ、それを、かなり力ずくというか、
強引に解消してしく精神科医の行動と言動が面白い
こういうセラピーの形があってもいいというか、
どっちがセラピーにかかってたんだろうかと
ちょっと思わなくもないくらいが、ドタバタしてて楽しいのでありました
この物語のように、簡単にいくはずもない、
人間の心は複雑で繊細なものだなぁと思いつつも、
こうやって、そんな悩みが吹っ飛ばされるような体験があれば
楽しいことこのうえなかろうと思ったのでありました
それにしても、一緒に出てくる
やたら妖艶なナースが、結局思わせぶりなだけで、
なんもないのが、なんというか、生煮えというか、おあずけというか、
もんもんとさせられてしまった
そもそも、この医者も、なんであんなにビタミン注射が好きなのか
そこは説明なしのままかよ、と、色々どうでもいいところが気になって
消化不良な印象が残ってしまった
でも、そこまで含めて面白いからいいのかもしれない
精神の不調からくる、全体的な破滅というかほころびみたいなのが、
優しく癒されるような印象があって、いい読後感でありました
ちょっと気弱になってるときに読むとさらに効く気がするなぁ