小説 創業社長死す 作:高杉良
経済小説と思って読んだんだけど、どうも勝手が違ったようで
昭和から平成にかけて、一代で会社を興した社長が
妾と本妻の間でうろうろすることがメインで展開する
ある意味、この時代を象徴する社長の姿なのか、
今もって、こういう社長が存在するかわからないけども
不思議な読み応えの小説でした
大半が会話劇なんだが、どうも人物がつかみにくくて、
誰のセリフで、どういう人がどんな気持ちでしゃべってるのか
このあたりが、しっかりつかめないというか、
連綿と続いて行く感じで、派閥の輪郭みたいなのが見えると
もうちょっと楽しめたのかもと思ったりしてしまったのである
誰が味方で敵で、どれが正しいとか、そうではないとか
そういうレベルの話でもなかった気がするから
なんとも感想を抱きづらいところなんだが
ぶっちゃけ、あんまりおもしろくなかったのである
ただ、モーレツといって差し支えないほど働いてきたワンマン社長が
突然死した後、妾と本妻の間をちゃんとしてなかったために、
会社自体が路頭に迷うというか、ぐだぐだになっていくというのが
ある意味リアルなのかもしれないなと思わされたのであります
とはいえ、どうも人物への感情移入がしづらいキャラばっかりで、
なんとも閉口したというか、こういうジジイいるよなという感じで読んでしまって
どうにも楽しめなかったのである
社内政治の闘争劇にしては、なんというか、規模が小さいというか
盛り上がりに欠けるなと思ったりしたんだが
実話をベースにしてそうな風もあるので、実際こんなもんなのかしらと
考えたりしたのであった
経済小説と思って読んだんだけど、どうも勝手が違ったようで
昭和から平成にかけて、一代で会社を興した社長が
妾と本妻の間でうろうろすることがメインで展開する
ある意味、この時代を象徴する社長の姿なのか、
今もって、こういう社長が存在するかわからないけども
不思議な読み応えの小説でした
大半が会話劇なんだが、どうも人物がつかみにくくて、
誰のセリフで、どういう人がどんな気持ちでしゃべってるのか
このあたりが、しっかりつかめないというか、
連綿と続いて行く感じで、派閥の輪郭みたいなのが見えると
もうちょっと楽しめたのかもと思ったりしてしまったのである
誰が味方で敵で、どれが正しいとか、そうではないとか
そういうレベルの話でもなかった気がするから
なんとも感想を抱きづらいところなんだが
ぶっちゃけ、あんまりおもしろくなかったのである
ただ、モーレツといって差し支えないほど働いてきたワンマン社長が
突然死した後、妾と本妻の間をちゃんとしてなかったために、
会社自体が路頭に迷うというか、ぐだぐだになっていくというのが
ある意味リアルなのかもしれないなと思わされたのであります
とはいえ、どうも人物への感情移入がしづらいキャラばっかりで、
なんとも閉口したというか、こういうジジイいるよなという感じで読んでしまって
どうにも楽しめなかったのである
社内政治の闘争劇にしては、なんというか、規模が小さいというか
盛り上がりに欠けるなと思ったりしたんだが
実話をベースにしてそうな風もあるので、実際こんなもんなのかしらと
考えたりしたのであった