ひと 作:小野寺 史宜
一人の男性が、自分の人生を生きていく
学生とか、若いとか、そういうことは関係なく、
生きるためにどうしていくかと、考えて、動いていく
そういう日常を切り取った小説でありました
凄いおとなしいというか、静かなんだけども
暖かい物語でありました
一生懸命であるということを肯定される
そういう内容だったようにも思うのであります
自分の人生は、人よりも大変なんだろうかと
そう思ってしまうような事件がふりかかり、
なんとかして生きていくことが必要となる
その場、その時の出会いに勇気を出して乗っかって、
そこで積み上げていく毎日が、
明日を生きるための力になっていく
主人公は、どこか内向的で、他人に何かを譲りがちな性分、
このあたりが、好ましいというか、
やきもきするようなところでもあり、
どっか共感したくなる、そこまでいい人でいられないけども
そういう人がいることを期待してしまう感じで
ついつい、優しさともとれるそれが
付け込む隙をあたえて、悪意を呼び寄せてしまうといったことがある
だけども、それらは、その場で培ってきた
自身の徳のような、善行とまで立派なそれではない
信頼というものによって、守ることができるという
まぁ、なんだろうかね、ややもすれば説教臭そうなテーマなんだけども、
読んで、なんとなし、そうなってほしいと
応援したくなる物語だったのでありました
面白おかしいとはいえないけども、
敵とまではならない、少し嫌な人たちというのも
またリアルでありまして、
遠慮がちな主人公だからこそ、それを助長させているような
そういう人たちとの軋轢なんかが、
リアルにも感じられて面白かったのでありました
最後がステキすぎる大団円なので
ほんわかした気分で読み終えられたのもよい
一人の男性が、自分の人生を生きていく
学生とか、若いとか、そういうことは関係なく、
生きるためにどうしていくかと、考えて、動いていく
そういう日常を切り取った小説でありました
凄いおとなしいというか、静かなんだけども
暖かい物語でありました
一生懸命であるということを肯定される
そういう内容だったようにも思うのであります
自分の人生は、人よりも大変なんだろうかと
そう思ってしまうような事件がふりかかり、
なんとかして生きていくことが必要となる
その場、その時の出会いに勇気を出して乗っかって、
そこで積み上げていく毎日が、
明日を生きるための力になっていく
主人公は、どこか内向的で、他人に何かを譲りがちな性分、
このあたりが、好ましいというか、
やきもきするようなところでもあり、
どっか共感したくなる、そこまでいい人でいられないけども
そういう人がいることを期待してしまう感じで
ついつい、優しさともとれるそれが
付け込む隙をあたえて、悪意を呼び寄せてしまうといったことがある
だけども、それらは、その場で培ってきた
自身の徳のような、善行とまで立派なそれではない
信頼というものによって、守ることができるという
まぁ、なんだろうかね、ややもすれば説教臭そうなテーマなんだけども、
読んで、なんとなし、そうなってほしいと
応援したくなる物語だったのでありました
面白おかしいとはいえないけども、
敵とまではならない、少し嫌な人たちというのも
またリアルでありまして、
遠慮がちな主人公だからこそ、それを助長させているような
そういう人たちとの軋轢なんかが、
リアルにも感じられて面白かったのでありました
最後がステキすぎる大団円なので
ほんわかした気分で読み終えられたのもよい
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