CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

おんな城主 直虎

2017-12-24 22:40:09 | NHK大河ドラマ感想
全体振り返りというか、せっかくなのでと
書いておく次第であります
序盤は、大丈夫かと心配で仕方なかったし、
なんだかんだ、一休さんみたいな話だな
というか、これはもう、朝ドラでよかったんじゃないかとか
散々なことを言い放題してきましたが、
気付いてみたら、しっかりと一年間楽しませてもらえて
よいドラマでありました
下馬評をというほどではないけども、
新しい大河ドラマだったように思う、それでも面白かったのは
ドラマとしてのできばえが
大変すばらしかったからではないかと
つくづく感じたのでありました

昨年を考えてみると、真田の話で、
そのまたちょっと前と、そういう時代背景も若干アウェーといったところで、
しかも女主人公という難しいところを非常に上手に料理したというか
面白く見せてくれたよいドラマでありました
井伊という国衆が、かなり小さい、そしてそれは
大名に翻弄されて生きていたんだなと
昨年とも似たテーマなんだけども、
昨年のは、頭おかしい人々によって、逆転狙ったりしていて、
今年のは、振り回されて、酷い目にあって、でも生きていくと
大変重いといったらいいか、渋いテーマであったように思います
そういう点では、やはり大河ドラマだったんだなと
感じたりもするわけでありました

ところどころコミカルに見せつつ、
そして、毎回ひねりのきいたオチというか、
直虎が、なんだかんだうまいこと用意してみましたと、
それは駄目になるけども、何かそれが影響したかしないか
わからないけども人生は、歴史は進んでいくというのが
ある種新鮮にも見えて、主人公を持ち上げすぎない
ほどよい感じが、ストレスなく見られた要因だったように思います
心地よかったのでありますな

とはいえ、ハードなシーンはがっつりと作りこんできてというか、
基本的には、政次とのシーンがよかった、とその話になってしまうんだが、
あの時点というか、政次がだんだんと存在感を増してきたあたりから
大河ドラマとして面白くなってきて、
あのクライマックスはなかなかよかったと中盤の見せ場が
とても印象的だったと思うのであります

また、いつものように役者もみんな良かったという感じで
特に、世代間というか、親となんだかんだ似た感じに
子供たちが育っていくというのが凄いなと
これもまた、政次のところを筆頭になんだけど
之の字もそうだったし、直政もなんだかんだ
そういうものを受け継いだというメッセージの体現のようでもあって
凄いなと感心しきりでありました

まぁ、ご都合といっては差し支えがありますけども
家康が、かなり酷かったけど、なんだかんだ
最終的にはよいという扱いになったのは
ちょっとどうかなと感じつつ、さりとて、
家康も相当に大変な時代を過ごして、雌伏のときを過ごしたのだと思うと
それよりも小さい、井伊という国の大変さもまた
わかったりしたように思うのであります

全体では、猫の印象も素晴らしかったが、
随所に南渓和尚のよさが際立っていたようにも感じられて
あの当時の坊主の恐ろしさというのが、弟子二人からも伝わってきて
よい感じでありました
清盛以来の印象的な坊主であった

ともあれ、一年間、非常に楽しく過ごせたので
よいドラマでありました
また来年も面白いドラマでありますようにと
願いながら閉じるのであります


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