CLASS3103 三十三組

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【読書】嫌な仕事のうまい断り方

2024-10-21 21:04:35 | ドラマ映画テレビ感想
嫌な仕事のうまい断り方  著:山本大平

タイトル通りの本ではあるのだが、
「うまい断り方」については、最初に本質をついているでもないが、
「ちゃんと理由を説明しましょう」で終わってしまっていて、
大半は、「嫌な仕事とは?」といったところに割かれていて、
いわゆる仕事啓発系の本でありました

そもそも仕事は断っていいという話と、
断る事への不安の中身の説明から、
その中身の意味がない時代がきましたよと、
まぁそんなお話になっていまして、結局その会社で長く務めるということが
意味を持たないといった感じであり、
転職というよりも、転社といった生き方が今後主流になって、
7,8社くらい渡り歩いた人の方が
最終的に価値が高くなる世の中になろうという話であった

自分もだいぶ年齢を重ねてきて
正直微妙なお年ごろなので、この論がわかるといったらいいか、
若い人はそういう傾向が如実に強いし
でも、自分たちより上の世代は明らかにそうではない方だよなと
そのどっちつかずをやってる世代というか、
その流れが大勢になってない世代の人間としては、
ああ、そういう考え方で辞めていくのかということを考えさせられるのであった
それを慰留するということに意味がないともいえるし、
やっぱり、書かれているような、個人を使いつぶすことが前提にあるような
そういう組織が、いわゆる文化という名前に変わっている部分も
否定はできないかもしれないなどと考えさせられるのである

とはいえ、自分もこのまま安泰というわけでもないわけなので
そうなると、どこでもやっていけるためのスキルや経験を
ちゃんと積んでおかないといけないと
もはや手遅れの感もあるわけだが、強いられるような内容で
これからの若い人が、ずっとそうなっていくとすれば、
旧来型の働き方、人員構成によって、
働かされ続けることになるんだろうなと
暗澹とした気持ちを抱えていくわけだが、それもまた、
色々と考えを放棄した結果なのか
あれこれ思うばかりであったとさ

嫌なものは嫌、できないものはできない、
そうやってちゃんと意思表示することが大切ですよという話でもあるが、
嫌だと思っているものも、やってみると価値があるかもという
これまでの価値観もちゃんと説明しつつ
その見極めは自分でやらないとねというお話であったと思うのだが
なかなか、書かれているようにすらっとはいかないもんだよなと
思うのである


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