あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書 著:保阪 正康
新書であります
時期が時期だしねというわけで、
さらっと昭和史のおさらいというところを
望むようにして手に取ったわけであります
日中戦争から太平洋戦争にかけて、
あの一連の戦争について、どういう起こりだったか、
何がなされたのかという内容を
つらりつらり、つむいだものでありました
ネタバレになってしまいますが、
ことの起こりは海軍に責任があり、
切欠となった石油の不足については、
その実際の量を示した資料がないため、
断定はできないという内容でありました
私が知ってるのとだいぶ違う
そんな感想を抱いて、なるほどと読むのでありました
主にインタビューによって書かれたのだそうで、
そうなるとなかなか、推論やあやふやなそれなのかもとも
思ったりしてしまうわけでありますが、
ともあれ、陸軍と海軍が仲が悪いというのは
昔からそうだったようでありますが、
そこで、陸軍が始めた日中戦争というのがある
と、よくよく言われていますが、
実際のところ、陸軍だけでは中国に乗り込むことはできず
絶対に海軍の力がいる、
言うならば、海軍が日中戦争回避にまわりさえすれば、
あんなことにはならなかったのではないかと
まぁ、そういう責任の話しがありました
どこまでどう読んだらいいのかわかりませんが、
海軍は全然悪くないというのは
間違っているといっていいのか、少し違うんじゃないか
そういう指摘がなされていたのでありました
その後、いかに大本営という部分が馬鹿げていたか、
将校でも高位になるほど阿呆だったかという
その情けない話しが連綿、
そして、終わりというのを描かないまま、
ただただ、ぐだぐだ続けた挙句があれだった
そして、下手なばくち打ちのように、
逆転を狙うしか能がない、降りるということがない
酷い有様が、気づくと精神論という
よからぬものに縛られて、変調をきたしたと
そんな話しでありました
こういった話で何がいやだといえば、
高級官僚的な人たちが、のうのうと生き抜いたことでありまして
戦地で死んだ人たちとのその命の格差のようなもの、
そのしざま、責任の大きさとか、
あれこれ思うほど、考えるほどげんなりするなと
それを思い出させてくれた、
8月に読むにはよい本であったと
思ったり考えたりするのであります
新書であります
時期が時期だしねというわけで、
さらっと昭和史のおさらいというところを
望むようにして手に取ったわけであります
日中戦争から太平洋戦争にかけて、
あの一連の戦争について、どういう起こりだったか、
何がなされたのかという内容を
つらりつらり、つむいだものでありました
ネタバレになってしまいますが、
ことの起こりは海軍に責任があり、
切欠となった石油の不足については、
その実際の量を示した資料がないため、
断定はできないという内容でありました
私が知ってるのとだいぶ違う
そんな感想を抱いて、なるほどと読むのでありました
主にインタビューによって書かれたのだそうで、
そうなるとなかなか、推論やあやふやなそれなのかもとも
思ったりしてしまうわけでありますが、
ともあれ、陸軍と海軍が仲が悪いというのは
昔からそうだったようでありますが、
そこで、陸軍が始めた日中戦争というのがある
と、よくよく言われていますが、
実際のところ、陸軍だけでは中国に乗り込むことはできず
絶対に海軍の力がいる、
言うならば、海軍が日中戦争回避にまわりさえすれば、
あんなことにはならなかったのではないかと
まぁ、そういう責任の話しがありました
どこまでどう読んだらいいのかわかりませんが、
海軍は全然悪くないというのは
間違っているといっていいのか、少し違うんじゃないか
そういう指摘がなされていたのでありました
その後、いかに大本営という部分が馬鹿げていたか、
将校でも高位になるほど阿呆だったかという
その情けない話しが連綿、
そして、終わりというのを描かないまま、
ただただ、ぐだぐだ続けた挙句があれだった
そして、下手なばくち打ちのように、
逆転を狙うしか能がない、降りるということがない
酷い有様が、気づくと精神論という
よからぬものに縛られて、変調をきたしたと
そんな話しでありました
こういった話で何がいやだといえば、
高級官僚的な人たちが、のうのうと生き抜いたことでありまして
戦地で死んだ人たちとのその命の格差のようなもの、
そのしざま、責任の大きさとか、
あれこれ思うほど、考えるほどげんなりするなと
それを思い出させてくれた、
8月に読むにはよい本であったと
思ったり考えたりするのであります
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